ー残暦ー
残り時間の今年のかけらは 輝きを失った砂のようではあるものの
光を失う寸前の 冬の花火の 最期の勢いのようでもある
星の回りは12回 廻って離れてまた 廻る
規則正しく 繰り返す
ホロスコープも計算し尽された緻密で壮大な宇宙のからくりの手のうち
天文学的数字の中で あなたとわたしの巡り逢いも 別れも
紡ぎ紡がれ 織り成される・・・
星にとってはまばたきほどの時間でも
12年後 わたしはすっかり年をとるではないか・・・
思えば短い人の命の わずかな周期を幾度辿って 束の間
星はどれだけ長旅を 繰り返すのだろうか 気の遠くなるような年月・・・
あなたに巡り逢うように 遙かな冥い星の海原
帆を揚げて あなたへと 見えるように
手を降り続けてはいるけれど
どこでふたたび逢えることかは・・・
神のみぞ 知る・・・
ただ 神のみの ご意思・・・
逢えますように
ふたたびいつか・・・
逢えますように・・・
満面の笑みで また あなたのそのまなざしを
理解することができますように・・・
来年の星にふたたび 願いをかけて
今年の星を 見送ろうと思う・・・