回転木馬 | 口遊〜鳴きウサギ〜

口遊〜鳴きウサギ〜

鳴きウサギ|Nakiusagi
静かに鳴く小さな声のウサギ。
青薔薇の咲く場所で、和歌・童話・詩・願いを綴っています。
2009年より、呟きのように日々を記録。
noteでは「舞香亭幻想香炉」という物語の香りを、そっと灯しています。

https://note.com/nakiusagi44

ーうたー
皐月晴れ 木々の枝影 ブラック・ホール

  地上の嘆き 闇に吸い込み

ー回転木馬ー

ほんとはね
そんなに やさしくは無くて
ずっと一人なんだし
今さら 小さな別れを 嘆くほど
幼さなどは 残っていない

始まりはあなたから 終わらせるのはわたし
心配しないで もう平気
いいかげん 知らなければいけない
必ず叶う夢ばかりじゃないと・・・

夢を持つのは素敵なことで
それは夜空を飾る星のようだけれど
同じくらい 夜空を今日も流星は滑り落ちて
宇宙のどこか遠くの端に 消えているの
破れた夢の数だけ・・・

出逢いも夢も いつも輝いては消え
巡り逢っても ふたたび 離れて
繰り返しているだけ
回転木馬のように回るだけ

さよならは 遠い再会の約束
逢いましょうね またいつか・・・
やさしくなくてごめんなさい
砂糖菓子みたいな慰めは あなたの為にはならないでしょ
あなたは最初にそう言った やさしくしないと・・・
だからわたしも 誰でもが 思いつくような
甘い言葉は 絶対言わない

駄目になって欲しくないから・・・
あなたは あなたで居て欲しいから・・・

ー句ー

蜘蛛の巣にひしめき破れ夢の数