ーカフェにてー
あなたと歩いた街の中で
迷子になってしまったの
二人で行った 店に行きたかったから
ダッチ珈琲を飲ませてくれる
あのお店にね
そうしたら迷子になったわ
一人じゃ何も出来ないのね わたしは・・・
まるで知らない星に 放り出されたみたいに
とても心細かった
そんな時 緑に翻る風が
背中を押してくれた
まるで あなたが誘うみたいに
木立を抜けたら
喫茶店はまだ あの日のまま
おしゃれなマスターも あの日のまま
あなたの話しで少し
顔を曇らせ 残念ですと 呟いて
二杯分の珈琲を
いつもの席に並べてくれたわ
あなたとわたし
二人のことを
覚えていてくれる そんな人も
広いこの世界にはいるんだと思えば
わたしは嬉しかったわ・・・
緑の木々は とても綺麗な風を
吹かせて 幸せなあの日と同じように
キラキラと輝いているから
もう きっと寂しくないわ