羊膜越しの 月月に向かって堕ちてゆく 羊膜越しの月低音の耳鳴りがわたしの神経を責める疲れの深みで羊膜越しの月膜を破れず足掻く名もない生き物のように守られているのか閉じ込められているのかわたしは知らない手足を伸ばしここから破り出たい蜘蛛のような虫としてかそれとも美しいと言われる蝶としてかわからない 賭け破る前に命尽きるとしてもそれもそれで一興うつつの夢の世些細な出来事たかが羊膜を破れたかどうかなど… けれど 夢見ずにいられぬ