2015年6月初旬、息子が日本人学校に初登校。

はじめて学校に行ってみると。

 

まず、入り口は手のひら認証で学校のメインのドアが開錠する。セキュリティばっちり。

校舎も教室もとても綺麗で、掃除の人もいて学校を掃除をしてくれる。

図書室もあって日本の本がいっぱい。

体育館は多少狭いものの、とても綺麗で全校生徒約200人と考えると十分かなと思う。

校庭はないけれど、低学年ぐらいまでは走り回れる芝の中庭がある。

スクールバスもあって、自宅若しくは近所でピックアップしてくれて、学校の前まで送ってくれる。

学校の教材も全て整備されていて、副教材も全て学校が用意してくれて配布してくれる。

日本と同じ環境を、そしてそれ以上のものを与えてくれる環境だなと感じた。

一見日本の公立学校よりも素晴らしい環境に思えるが、何をもって子供にとっていい環境と考えるか。

私は、この環境を見て正直違和感を感じた。理由は、、行き過ぎ、、恵まれすぎと感じたのだ。

 

しっかり守られて、綺麗なところで何不自由なく全て与えられて授業を受けて生活する。

温室育ちは温室でしか生きていけなくなる。綺麗な舗装された道をいつも歩いていたら、、でこぼこ道は心地よくなく「歩きにくい」と文句を言うと思う。そしてでこぼこ道を誰か舗装してと考えるかもしれない。与えられることになれると、、不自由又は不十分な事があった時、自らどうすか解決策を考えるのではなく、、おそらく誰かにどうにかして欲しいと与えられるのを待つ気がする。。でこぼこ道を楽しんでほしい。そして、どうやったらうまく歩けるかを考えて欲しい。そしてどんな道でも歩けるようになって欲しい。他の人に解決してもらうのではなく、自分で解決できるようになって欲しい。。海外に来て色々な事を目にする、体験する、チャレンジするいい環境なのに、、この環境で、、はたしていいのかな。。

 

私の違和感をよそに息子は初日学校から帰ってきて、

「お母さ~ん。学校楽しかったよ!学校も綺麗だし、みんな優しいし、先生も優しいし、とっても楽しかったニコニコラブラブ」って。ま、そりゃそうだよね汗そして私は「そう、よかったね!」って言うしかないよねあせる

 

前回サッカークラブは自分で探して決めたと書きましたが、実は学校に一番はじめに聞いていた。「学校周辺にサッカークラブありませんか?」と。回答は、「わかりません。学校に関すること以外はわかりません。」と。。私はその時「は?何で?」と思ったが、振り返って考えてみると「そりゃそうだよなえー」と思う。

 

何故かというと。。。

そもそも日本人学校って何?という話をする。

 

文科省のホームページをみると、、、まず大きく「在外教育施設」とうカテゴリーがある。

「在外教育施設とは、海外に在留する日本人の子どものために、学校教育法(昭和22年法律第26号)に規定する学校における教育に準じた教育を実施することを主たる目的として海外に設置された教育施設をいいます。この在外教育施設は、日本人学校、補習授業校、私立在外教育施設に分けることができます。」

 

ということで、その中の日本人学校とは

「日本人学校は、国内の小学校、中学校又は高等学校における教育と同等の教育を行うことを目的とする、全日制の教育施設です。一般に現地の日本人会等が主体となって設立され、その運営は日本人会等や進出企業の代表者、保護者の代表などからなる学校運営委員会によって行われています。」

 

更には

「日本人学校は、文部科学大臣から、国内の小学校、中学校、若しくは高等学校と同等の教育課程を有する旨の認定を受けており、日本人学校中学部卒業者は、国内の高等学校の入学資格を、高等部卒業者は、国内の大学の入学資格をそれぞれ有します。教育課程は、原則的に国内の学習指導要領に基づき、教科書も国内で使用されているものが用いられています。」

 

とある。

 

上記をみてわかる通り日本人学校はバリバリ日本の学校なのですキョロキョロ

そして、問題なのが、、、海外にあるのに全く日本と同じ環境でむしろものすごく狭いコミュニティである意味囲われた状況で運営されているということ。。そして、先生方は日本から派遣されているので、英語や現地の言葉も話せるわけではなく(もちろん話せる先生もいますが)、、外部と積極的に関わる環境でもないということ。。

そりゃ現地のサッカークラブの事なんてわからないわな。。

 

ちなみにどうして息子が行っていた日本人学校が、日本の学校より設備等々整っていたかというと財政面に理由がある。日本の公立の学校は文科省及び地方自治体の資金で運用されているはず。(特に調べてないので違ってるかも。。)海外の日本人学校は資金源が多岐にわたるので私立という位置づけが多い。

 

その資金源は、

 

①家庭から授業料を取っている(金額はそれぞれの学校の財政状況で異なるが、日本人学校の生徒は

ほとんどが海外駐在家庭で、基本授業料は会社が負担するので高くても何の問題もない)

②日本政府(外務省)からの補助金がある。

③学校がある地域の日系企業(ようは生徒の親が働く会社)からの寄付金がある。

④先生の給料の多くは日本政府負担

⑤その他様々な機関からの補助金ということで、息子の学校は、息子の学校がある州、バイエルン州からの莫大な補助金がある。①よりも②よりも③よりも、このお金が一番多い!おそらく世界中で一番財政面が潤ってるのでは?と思うぐらい。ドイツバイエルン州に感謝しなければならないと思うが、、そんなことを感じている生徒&家庭はあまりいないようにも思える。。。

多くの補助金をバイエルン州からもらっているので、授業にドイツ語が必須科目として入ってくる。これが唯一日本の学校と違うところ。=学校の授業運営において、日本のルールとドイツバイエルン州のルールと両方が適用になるという、複雑な面も持っている。

そして面白いのが、、④にあるようにほとんどの先生が日本から派遣されていて、その先生方の給料は日本政府が払う。つまり私立といいつつも公立の先生が派遣されていて、皆さん大体2~3年で帰国します。

考え方によったら何とも不思議な学校なわけです。

 

そして学校の様々な状況に違和感は日に日に増し、、息子が転校したのち、4年ぶりに下の娘が日本人学校に編入すると違和感がピークを迎えます。それはまた後で、その2として書きたいと思います。

 

続く。