現代人の症状の多くは、食の不養生や栄養失調から起こるものが多い。
…前回にも書いたのですが…。
多くの整体や整骨院、また整形では、「骨」「筋肉」について…
どうにかなっていないか?
どうにかしよう!
と考えます。
でも、本当にそこに原因があるのか?
骨や関節や筋肉などの施術は、その時の状態を緩和するのにはいいかもしれません。
でも、深くは作用しない。
何故なら、原因は
『脳や自律神経などの中枢系や内分泌系、内臓系』が根本的な原因になる事がほとんどだからです。
筋骨格に対しての施術では、まかないきれない。
では、何故『脳や自律神経などの中枢系や内分泌系、内臓系』に、問題が現れてしまうのか?
それは、習慣的に、食の不養生や栄養失調状態にあるからだと言えます。
複雑な症状を抱える方の中には、施術だけでは補えない事があります。
その様な状態の方にはサプリメントをお分けしたり、定期的にはサプリメントで栄養を補う提案もしています。
例えば、傷がついて血が流れたところをほぐしたり、もんだりしても、傷はふさがりません。
傷の修復は、栄養を原料に細胞が働いて組織を修復する…
という
生理現象が必要なのです。
同じ様に、神経障害など、神経自体に傷が入ってしまい、シビレや痛みが続く場合、修復にはビタミンBなどの栄養素が必要になるわけです。
施術で「治る」というのは本当の意味ではなく、「治りやすくしている」というのが本当ですね。
「治す」のは、ご自身の細胞です。
元気で正常な細胞の営みがあってこそ。
それを手助けするのが施術であり、アドバイスだと、ぼくは考えています。
我々治療家は、施術を過信してはいけない。
施術では治らない状態を「施術で治る!」と、無駄に何度も通わせてはいけない。
何より、クライアントの利益になるよう心掛けたい。