年末年始にご縁あってイスラエルのエルサレムと、震災トラウマケアの勉強へテルアビブへ行ってきましたので、何回かに分けてリポートを書きたいと思います。
さて、世界中どこでもナチュラルショップや自然療法薬局のお店を見つけるのが大好きな藤池はイスラエルでもアンテナ立てて探しましたよ♪
イスラエルは基本的にはヘブライ語、話す言葉は英語もOK(国民ほとんど英語教育を受けています)。しかし、お店やレストランの看板、製品のパッケージは9割がヘブライ語のみです(泣
輸入の製品は英語表記がもちろんありますが、私が欲しいのは地場のもの。ゆえに全く意味不明。
ヘブルは右から左に文字を書くのです。藤池はアルファベットが何文字かも解りませんっ☆
でも鼻と触覚だけで適当に歩いてテルアビブにてお店を2軒も発見。
ホテルから徒歩の範囲で2軒も見つかるなんて、結構多いのかも?

外からではヘブライ語ばかりで分からないナチュラルショップ

ハーバルショップ、ここもヘブライ語一色

ここは外の看板に英語表記がありました♪
そしてとっても親切なナチュロパス(ND : Naturopathic Doctor)やハーバルセラピストさんに対応して頂き、至福の時間を過ごしました。
ショッピングの時間は日が暮れてからだったので写真が暗くてすみませんが、なんとなく現地の雰囲気を感じ取って頂けると嬉しいです。

写っているのが相談に乗ってくださったハーバルセラピストさん
ハーブのチンキや日本でもお馴染みのMagic Soap等がガラスに並んでいます。
イスラエルではやっとオーガニックという言葉の認知度が高まってきた所だとの事で、まだ黎明期、といった様子でしたが、富裕層なども多いので急激に自然療法などが広まっていきそうな気配でした。中でもハーブのチンキや濃縮ドリンク(薄めて飲むタイプ)のサプリメントが人気だそうで、そういった部分ではドイツ色が濃そうです。ヨーロッパ系の移民(ドイツ・イタリア・ポーランドなど)や旅行者が多いのも情報や製品の流れが出来る一因ですね。
食品・洗剤等は価格が安いせいか米国からの輸入品が多いと感じました。
ユダヤ教徒が多く食事もコーシャといわれる戒律がある国ですので、オリジナルのオーガニック製品が多いかと思いきや、そうではなくちょっと意外。コーシャ対応の伝統的手法で作っている石けんやシャンプーなどの素朴なメーカーさんはあるようですが、あまり人気ではない様子。
イスラエルで世界的に有名なコスメメーカーと言えば、最近日本でも良く見かける『SABON』などがありますね。
あとは死海コスメのブランド「AHAVA」「プリミエル」などが有名でしょうか。(しかしどれもオーガニック系ではないのが残念。。。)
イスラエルのオーガニック化粧品ブランドは数社あるようですが、私が確認出来たのは4社、内1メーカーは死海のミネラルを使用したブランドでした。
現地で知り合った薬剤師さんに聞いた所、食事での美容法やオーガニックコスメのブームが始まった所だそうで、日本の美容食をとても熱心に聞かれました。また、オーガニックコスメを彼女の薬局でも取り扱いたいと言っておりました。
長居して成分やテクスチャーをチェックしましたが、砂漠地帯で乾燥している為か、死海のスパやエステで集中トリートメントの文化がある為か、比較的オイリーでしかも使用感も香りも重いものが多く、日本人のお肌や気候にあうものは少なそうです。
それにしても物価は高く、日本の1.2~1.5倍ほどです。(買物できない、泣)
安いのは水だけ。(2リットルのペットボトルが数十円。)
あと安価なものとしては、さすがに産地が近いだけあってタネ系やドライフルーツ、ナッツなどでしょうか。種類も多くて楽しい♪
普通のコンビニ的なお店にもナッツやドライフルーツの量り売りコーナーがあります。



あれもこれも購入したかったけれど、昨今の航空会社の荷物重量制限で少量だけで諦めました(;;)
ナッツもドライフルーツも重い~。
さて、砂漠で喉を荒らした藤池は咳が出ていたので、ナチュラルハーブのトローチやキャンディーを相談の上購入、あとは家族やtakanawaメンバー&スタッフへのお土産、美容家として研究対象のオーガニック化粧品などを購入。ご満悦♪

説明が全部ヘブライ語でさっぱり分かりません☆
さて、自然療法士としての喉への対応と経過を記しておきます。
自然療法は、体質・症状・使用する植物の質・環境(食事含)、などでアプローチが変わります。
下記の事例も摂取量や間隔を真似るのではなく、切り替えのタイミングなども参考に、ご自分の生活に取り入れられる部分を応用ください。
初日:朝から咳が出始める。水分多めにとって放置、いつも使用しているエキナセアとプロポリスの喉スプレーを数回使用。
2日目:咳が少し増える。咳き込む事も。上記に加え、ジンジャーキャンディを常に口中に。
3日目:さらに咳が悪化。咳き込みが激しくなる。周囲から病院へ行けと言われるが断固No!
上記に加え、ハーブの喉トローチ投与、1時間毎に1個舐めてたら舌荒れたw トローチやキャンディがあれば咳は若干押さえられているが物足りない・・・舌が荒れて痛い、これ以上キャンディ舐めたくない。。。
4日目:咳さらに悪化、鼻水も出始める。周囲は心配してクリニックの場所等を調べ、市販の咳止め薬等を勧めるが、「デトックスを何故止めたがる。私はこの症状を嫌がっている訳ではない。貴方は私の身体を尊重してはくれないのか?」と意見して咳止め薬等を拒否。
紅茶停止(利尿作用があるから)全部ハーブティーに切り替え、水分を鼻へ回す。鼻水を出すだけ出す。副鼻腔炎になりそうな篭った熱っぽさを鼻の奥に感じたので、夕方、ドライの砂糖漬けジンジャーをカモミールティーに入れ5~6片大量投与・・・直後に喉から食道がカ~~~~~ッッと熱くなり一気に呼吸が楽に♪
40分~1時間後に再度3個ほど食す。なんとこの時点で咳が8割ほど減!!!すんごい効き目でした!


ビバ♡ジンジャー♡
その後は継続して水分を大量に取り、ドライのジンジャーを4時間おきに1~2片モグモグして1日でほぼ出し切って完治、そのタイミングでちょうど帰路の飛行機でした。飛行機までに治まって良かった~~~~♪
ってな経過です。
本当は水分のみで断食したかったのですが、会食続きで食事の自由が無く(なるべく野菜スープ&あっさり系のパスタ等にはしていたものの)心配していましたが、対応が早かった事、イスラエルの生姜がパワフルだった事もあり、今回は効き目が早かったですね~~~。
こうやって療法としてハーブなどを使用する際には、「結構多いのね」と思うくらいの量を摂取するのがポイントです。トローチも1時間毎に1粒、生姜や葛湯等も「もう飲めない」という量を取ります。(「飲みたくない」ではなく「飲めない」です。ここ重要。)
私が最初にハーブティーに入れて食した生姜は乾燥した状態でM~Lサイズの卵1個分ほどの量です。
砂糖漬けは甘いのでハーブティーに入れて甘さを薄めてから食しました。
(お店では砂糖が多いタイプと少ないタイプと販売していて、両方購入しておきました。もちろんオーガニックショップなので砂糖も自然糖です。)(ちなみに生姜は生と乾燥したものでは効果が違います。これはまた別の記事にて。)
そんな訳で、改めて生姜の力を感じた旅となりました。
参考までに、日本での日常生活で藤池が毎日使用しているのは
・エキナセアとプロポリスの喉スプレー(殺菌)
・葛湯(葛粉100%、消化器系を労ります。毒出しも。)
・甘酒(酒造所のもの、アルコール分0%、言わずと知れた万能栄養素)
・生姜パウダー(甘酒や葛湯に入れます)
・フラワーエッセンス(気分に応じて色々)
などです。
これに、体調等に応じてサプリメントなどを加えます。
では、みなさま、今日はこの辺で。
自然の恵みを生かして健康的にこの冬を乗り切りましょう。
takanawa 藤池