ビルボード Hot 100 チャート解説 2014/11/15付 | ミスター洋楽のブログ

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歌詞の内容、曲ができた経緯や背景、ビルボードシングルチャートでの最高順位や各種記録など、少しずつですが新旧問わず、できるだけたくさんの曲についてコメントさせていただきます。

2014/11/15付 ビルボード Hot 100 トップ10解説


1位右上矢印 (先週2位、最高位1位)
Taylor Swift(テイラー・スウィフト) - Shake It Off
来日中のテイラーがアルバム「1984」のリリース効果もあって1位に復帰。
トップ返り咲きは自身2度目でマイリー・サイラスの "Wrecking Ball"(復帰間隔9週)以来73曲目。8週間隔をあけてというのは史上2位の珍記録。
また、ビルボードでの順位をもとにスコア化した彼女のヒット曲ランキングでもこの曲が、"I Knew You Were Trouble."、"We Are Never Ever Getting Back Together" の2曲を一気に抜いて1位になっています。
【記録】テイラー・スウィフト - ヒット曲ベスト20(更新)



2位右下矢印 (先週1位、最高位1位)
Meghan Trainor(メーガン・トレイナー) - All About That Bass
ついにトップの座から陥落。
ですが、8週連続1位は女性アーティストのチャートデビュー曲としては史上5位、デビー・ブーンの "You Light Up My Life"(1977年、10週)、ケシャの "Tik Tok"(2010年、9週)、カーリー・レイ・ジェプセンの "Call Me Maybe"(2012年、9週)、ロードの "Royals"(2013年、9週)に次ぐ大記録。



3位右矢印 (先週3位、最高位3位)
Tove Lo(トーヴェ・ロー) - Habits (Stay High)
ケイティ・ペリーのツアーのオープニング・アクトを務めるトーヴェ・ロー。
「いつもハイでいる。あなたを思い出さないために」と歌われているこの曲が今週も「ハイ状態」をキープしています。



4位右上矢印 (先週5位、最高位4位)
Maroon 5(マルーン5) - Animals
トップ10内の曲ではチャートポイントの増加率トップで最高位更新。
ベストセラーのSFミステリー小説を映画化した「ザ・メイズ・ランナー」のテーマ・ソング。車のCMに使用されたこともヒットの一因。
【記録】マルーン5 - ヒット曲ベスト10



5位右下矢印 (先週4位、最高位3位)
Jessie J(ジェシー・J), Ariana Grande(アリアナ・グランデ) & Nicki Minaj(ニッキー・ミナージュ) - Bang Bang
Beats By Dr. Dre(ヘッドフォン)のCMに使われた曲ですが、「エロい歌詞の曲はヘッドフォンで聴きましょう」ということではないようです。



6位右矢印 (先週6位、最高位3位)
Iggy Azalea(イギー・アゼリア) feat. Rita Ora - Black Widow
ビデオが映画「キル・ビル」ライクなだけに、キラー・コラボレーションと言われているイギーとリタ。曲はよりダークになったケイティ・ペリーの "Dark Horse" と言われています。



7位右矢印 (先週7位、最高位6位)
Jeremih(ジェレマイ) feat. YG - Don't Tell 'Em
口癖のように使われるフレーズを上手く曲にしたジェレマイ、この曲がプラチナに認定されたことに感謝して "thank you #MihFans"(※Mihとはジェレマイのマイ)とツイートしています。



8位右矢印 (先週8位、最高位8位)
Bobby Shmurda(ボビー・シュマーダ) - Hot Boy
ソングライターとしてクレジットされているのはボビー・シュマーダただ一人ですが、ロイド・バンクスの "Jackpot" をベースにした(というかほぼカヴァー)曲。



9位アップ (先週11位、最高位9位)
Ed Sheeran(エド・シーラン) - Don't
今年6曲目となるトップ10復帰で最高位更新。
エドが付き合っていたエリー・ゴールディングがワン・ダイレクションのナイルと浮気したことを歌った曲。



10位右下矢印 (先週9位、最高位9位)
Hozier(ホジアー) - Take Me To Church
再生回数はまだ約2,000万回ですが、もともとYouTubeで人気を集めた曲。
本人が出ていないモノクロビデオはシーアの "Chandelier" 以来。


以上、最新チャートのトップ10でした。