30代前半、唾液腺がん治療の記録 -4ページ目

入院1日目(手術4日前)

遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。

ブログを始めた当初は想像もしなかったくらい多くの方に見ていただいており、本当にありがとうございます!


早速ですが今日から手術のために入院となりました。

入院時の流れは、コロナ検査→入院受付→歯科衛生士の診察→入院→手術説明→麻酔科・耳鼻科受診でした。

コロナが流行っていることもあり、検査の待ち時間もありましたが、入院するだけでも少し疲れたなという印象です。


入院してからは、病状と手術について、説明用の冊子を使って説明を受けました。

全部で15~18時間の手術になるみたいです。


《病状》

左側頬粘膜粘表皮癌 (T3N0M0 Stage3)


《下顎区域切除》

・歯肉と下顎骨を切除(骨のつながりがなくなる)

・切り離した骨は金属プレートで繋げる

・噛み合わせを安定させるために顎間固定をする

・開口障害、味覚障害、嚥下障害、咀嚼障害、唇や舌の感覚麻痺などの可能性あり

・首をT字に開くため傷跡が残る


《前腕皮弁による再建》

・切除した歯肉の代わりに利き手と逆の腕から皮膚と血管を切り取り口内へ移植する

・皮膚を切り取る範囲が広いため、腕の皮膚が余ってる部分から皮膚移植をする

・術後1週間は生着不良を防ぐため、腕を固定する

・皮膚が生着しない(5%)、感染症、知覚障害の可能性あり


《頸部郭清術》

・所属リンパ節である首のリンパ節を切除する

・画像検査での検査感度は80%程のため、病理結果で陽性となる可能性もある

・唇の運動麻痺、首の知覚異常、首や肩のこり、腕のあげにくさなどの可能性あり


《気管切開》

・頸部郭清術を行うため、喉が腫れる可能性があり、呼吸を確保するために管を入れる

・喉の腫れがおさまったら除去(約2週間後)

・管が入っているあいだは会話ができない


《経管栄養》

・口腔内の衛生状態を保つため、術後2週間程は鼻から栄養を摂取する


全部で15~18時間に及ぶ手術になるとの事です。

入院してやっと本当に手術を受けるんだと実感がわいて来ました。


あと数日体調を崩さないように気をつけて過ごしていきます


今年最後の受診と仕事納め

昨日は今年最後の受診でした。

予定としては外科で胃カメラの予約と呼吸器内科で肺の影に関する診察を受けるだけだったのですが、一気に術前検査まで済ませてしまいました。


外科→食道、胃の転移がないか確認のため胃カメラ予約。年明けすぐに検査予約。

呼吸器内科→CTでの影について。転移や原発の可能性は低い。半年後にCTでフォローアップ。

口腔外科→呼吸機能検査、心電図、採血、入院説明


年明けの早いタイミングで手術を受けることができそうです


そして今日は仕事納め

年明けから休職をするので、次に会社に行くのはいつになることやら


入院日も手術日も決まって動き出した反面不安も強くなってきました


これまでの検査結果についての説明

今日はPET-CTや頚部エコーの検査結果と治療の方針について説明を聞いてきました。


結果として、遠隔転移、リンパ節転移共になしということでひとまずほっとしました。


ただし、顎の骨を少し残す辺縁切除をしても骨折の危険性があるとのことでばっさりと切り落とす区域切除をすることになりました。

区域切除では顎の骨のつながりがなくなるのでプレートで補強し、術後1年くらい再発がなければ足の骨を使って再建をするそうです。


あとは手術の結果次第で化学療法や放射線治療をする可能性もあるけどまだ先の話なのでいったん置いといて 


これから手術に向けて、口腔外科以外の科にかかる必要があるので、手術は1月半ばくらいの予定になりますが、しっかり準備を進めて行きます!