皆さんこんにちは。Nです。
私は境界知能とASDグレーゾーンの当事者です。

今回は、自傷行為についてお話します。


〇自傷行為とは?

自分の身体を傷つけたり、身体に害を与えるようなことをしたりすることです。

例)リストカット(自分の手首を切る)
      
     自分の皮膚を焼く(タバコなどで)

     自分の頭や身体を叩く、殴る

     薬を過剰に飲む

     異物を飲む


〇何故、自傷行為を行うのか?

・辛い感情から逃れるため。

・自分を罰するため。

・助けを求めるため。

→自傷行為は、人の前ではなく、周りの人に気付かれないように行う人が多いのです。


〇自傷行為を行うまでに何があったか

・育った環境が悪かった。

(親の離婚、親や家族からの虐待など)

・学校でのいじめ。

・対人関係の問題。

・解雇、失業、職場での問題。


→「自分は誰からも大切にされなかった。」と思っている人は、

「自分には価値がない。」

「自分など傷ついて当然だ。」

と感じています。

そのため、自傷行為などを行い、自分を粗末に扱います。


また、周囲の人に自分の悩みや苦しみを表現したり、誰かに助けを求めたりすることが不得意で、自傷行為を行う人もいます。


〇身近な人が自傷行為を行う場合

・自傷行為を行う人の気持ちを聴き、理解する。

・「自分は(自傷行為を行う人の)味方であり、何とか助けになりたい。」ということを伝える。

・精神保健の専門スタッフや、インターネット、電話を通して誰かに相談する。


〇自傷行為を行う人にやってはいけないこと

・自傷行為を行う人を叱る、責める。

・自傷行為を行う人が、自傷行為を行っている時に、見て見ぬふりをする。

・自傷行為を二度としないと約束させる。
 
・自傷行為を行う人に、「自傷行為はすぐに止められる。」と期待する。

・「自傷行為を止めない限りもう会わない」と突き放す。


…実は、私も自傷行為を行ったことがあります。
 
その時は、自傷行為を止めることが出来ず、家族から責められ、嫌な気持ちになりました。

そんな時に、「私の気持ちを聴いて理解してくれる人が居たら嬉しいな。」と思いました。

なので、このブログを見た人は、自傷行為を行っている人が身近に居たら、まずはその人の気持ちを聴いて欲しいのです。

自傷行為を行っている人の中には、自分の気持ちを誰も理解してくれないことで悩んでいる人もいます。

少しでも多くの人に、自傷行為を行う人の気持ちを理解して頂ければ、自傷行為を行う人は安心しますし、

人によっては、「自傷行為を行いたい。」という気持ちが少しずつ薄れるかもしれません。

まずは、その人の気持ちを聴くことが大切です。


最後まで読んで頂き、ありがとうございます( ´ ▽ ` )ノ