私は2012年に悪性リンパ腫から始まった闘病でめっきり痛みに弱くなってしまいました。

病気前は患者さんに痛い処置もする立場だったのに、される側になって患者さんの痛みを痛感することになりました。

手術創が感染して、傷そのものの痛み、排膿のため針を刺すことも痛みと恐怖で診察室でちょっと騒いでしまいましたタラー

そしたら先生が、「痛みに弱いの⁉️  大丈夫だからすぐ終わるからちょっと動かないで!」
とイライラが伝わってくる…

でもこの先生は私のガンを切除してくれた先生。
私は何も言えませんでした。
冷たいな…患者の痛みなんて先生にはわからないだろうって悲しくなりましたが、泣くのは我慢しました。
その先生の声が外来全体に響いていたらしく、診察室から出ると、外来の看護師が私を慰めるように声をかけてくれました。
その時に私の涙腺は崩壊しました。

心が温かい医師は世の中に沢山いると思います。
でもやっぱり患者は医師より弱い立場と思いがちな世の中でもありますね。
病気を抱えて辛い患者に、罵声だけはやめていただきたいなと思う出来事でした。



一言メッセージ流れ星
医師と患者はお互い人間です。
感情のぶつかり合いもあるでしょう。
でも長いお付き合いになる医師とは信頼関係なくして病気は良くならないと思うのです。
もし医師との関係で悩んでいる方がいたら、病院の支援センターや相談室などに相談したり、主治医を変えることも患者さんの権利ですので、心が病むまで我慢して悩まないで欲しいなと思います。