今更ながらだが、どうして俺は、結婚したかったのかを振り返ってみることにする。
好きだから一緒にみたいなのは、なかったように感じる。
それよりも、これからの人生、ずっとひとりでいるのは寂しいから、誰かと一緒にいたいという思いが強かったように感じる。
あの頃は、寂しがり屋さんだったのだ。
今は、そんな感じではなくなっており、どんな時でも、寂しいと感じることはない。
そして、その当時の俺の結婚に対する理想は、衣食住を共にするパートナーを求めていたんだと思う。
それができると思ったから、結婚したんだと思う。
だけど、理想と現実ってものがあった。
最初は期待もあったけど、徐々に理想とは、かけ離れていった。
そして、どうにもならない現実を目の当たりにすることになる。
結局のところ、結婚の決め手が、好きだから、ずっと一緒にいたいってのがあれば、現実は違っていたんだと思う。
だけど、もう後戻りはできない。
現実を受け入れるのか、それとも…
結婚する前に、お互いに理想を語り合うのは重要なことだと思う。
お互いの理想が一致していたら、結婚するべきだとは思う。
結婚してからは、常に理想と現実と照らし合わせながら、暮らしていくことが大切なことなのだ。
おしまい。