自分が読む本、人に選んでもらうワクワク感 | 私がガン?びまん性大細胞型B細胞リンパ腫のステージ4&乳がん

私がガン?びまん性大細胞型B細胞リンパ腫のステージ4&乳がん

昨年、悪性リンパ腫と乳がん治療を行い9月下旬に退院。
悪性リンパ腫が一つだけ残っていて、様子見です。順調に小さくはなってきているので希望は感じています。
悪性リンパ腫が寛解したら、後回しになっている左胸の再建手術を行う予定です。

入院してしばらく経った頃、
今は疎遠であるけれど、
病気であることを伝えて
おきたい仕事関係の人に
ついて考えてみました。

異動の多い仕事なので、
気がついたら何年も音沙汰
無しにしてしまった、、、

なんてこともあります。

パートから始めて、たくさ
んの店長たちに出会いました。

そんな中、準社員から正社員 
へとステップアップしていこ
うという時に、当時のエリア
店長が異動させてくれた先の
店長には、伝えなければ、、、

と強く思いました。

「今月の予算は?」
「化粧品、医薬品の構成比は?」
「売場作りの法則は、、、?」

常に数字や目的を意識して
仕事をする姿勢を学ばせて
くれた店長でした。

たのしかったなあ

その店長からいただいた
ビジネス書を、かなり時間を 
かけて読み終え、自嘲気味に
やっと読み終えましたーって
報告したら

「えーっ、今まであの本をあげ
て全部読み終えたっていう人、
初めてだー」

という意外な返事が返ってきて
びっくり、、、なんてことも
ありました。

でも、そんなコツコツまじめさ
を評価される環境というのは
心地よく、

おかげさまで正社員試験2回目の
チャレンジで見事、合格できた
のでした。

20代、30代の若者たちに混ざっ
ての、割合的には5人に1人、
私がいた地域からは毎回、1人
しから受からない、、、、

そんな中でその1人になれました。

一番びっくりしていたのは
その店長だったようです。

私は準備万端で最後の面接に
挑んで、これでダメなら会社に
見る目がないんだわ、、、

と本気で思っていたぐらいで
したから。


そんな私の人生の分岐点で
影響を与えてくれた店長に、
ラインを送ってみました。

「このライン、まだ繋がって
いますかー」

ほどなく繋がってますよと
返事がきたので、病気に
なったこと、店長の下で
仕事をしていた時、本当に
楽しかったことなど伝え
ました。

その時は、もしかしたら
私、死んじゃうかなー
なんて思っていたので、
伝えたかったのです。

で、元気になったらお店に
顔出します、、、という
ことにしました。


それから1ヶ月以上たち、
腫瘍が、ほぼなくなった
ということもあり、途中
報告で連絡を取りました。

本でも送ります

と言ってくれました。

本来なら遠慮すべきなので
しょうし、病棟宛に送って
もらうのは避けるべきかと
思うのですが、

どんな本を選んでくれるんだろう

という期待感を抑えることは
できず、看護師さんにも一応
許可をもらって、お願いしました。

そして、今日送られてきました。

わぁー、本たち、、、



ガツンと仕事系の本だけかと
予想していたら、日々の生活で
迷った時とか落ち込みそうな時に
ペラペラっとめくると元気出そ
うな本まで入っていて、

選ぶのに悩んだだろうな、、、

としみじみ思いました。

本は宝物です。

しかも

自分で選ぶのではなく
他の人に選んでもらう、、、

ほんと贅沢でありがたく
幸せなプレゼントです。