みなさまこんばんは。

 

1月15日、奈良盆地南西部に位置する御所市( ごせし )を歩いてきましたので、

その様子を4回に分けてご紹介していこうと思います。

 

 

 

ここは20年以上昔、私が30代前半の頃に通いつめていた地域でして、

というのも当時の私は、名の知れたアマチュア写真家になりたいと思っていて、

この地域をテーマにした作品作りに取り組んでいたんですね。

結局、まともな成果は上げられないまま終わってしまったんですけど。

 

以降一度も訪れたことがなく、今回は20年ぶりの訪問となりました。

 

 

10時45分、近鉄御所駅到着。

ちょっと遅すぎましたね…

でも朝が辛くて辛くて…布団から出られない…

 

 

 

起伏に富み見所もいっぱい。

ウォーキングにはもってこいの土地です。

 

 

 

こういう鳥居、たまーに見かけますけど、どういう意味なんでしょうね?

土地の神様と関係があるんでしょうか。

 

 

 

 

民家の前に多肉植物が飾ってあります。

 

 

 

 

しばらく歩くと、崇道天皇宮が見えてきました。

 

 

崇道天皇を祀った神社ということ以外、

創建の由来や歴史などは一切不明とのことですが、

崇道天皇についてちょっとだけ調べましたので書いておきます。

 

本名は早良親王( さわらしんのう )。

光仁天皇を父に、桓武天皇を兄に持ち、皇太子になったものの、

藤原種継暗殺に関与したのでは?という疑いをかけられ、淡路島に流されることに。

身に覚えのない罪を着せられたことに憤慨した親王は、

その道中で抗議の断食を行い自ら命を絶った。

その後、皇室の不幸や悪疫の流行が続き、それが早良親王の祟りだと言われ、

その魂を鎮めるために崇道天皇の名が贈られた。

従って、実際に天皇に即位したことはない。

 

 

路地に進むと巨木が目に飛び込んできます。

でかいです。

鳥居と比べると、そのでかさ加減が実感していただけるかと。

 

 

鳥居の前にはこういう注意書きが。

「 神社内、自然劣化に伴い建物の損壊、倒木のおそれがありますので、

参拝の節には、充分ご注意ください。」

 

樹々の様子見ると、注意書きを掲げている理由が分かります。

すでに枯れてしまったのか、木の肌には生気がなく、葉っぱもついてないんです。

全体に脆くなっている感じ。

ただ、その枝ぶりは実に見事で、この樹が生きてきた年月の重みが感じられます。

 

 

 

コブのようなものが。

動物の顔にも見える。

 

 

 

根っこもこのとおり。

生きているのか死んでいるのか…

 

 

 

社殿と山並みの対比が印象的です。

いかにもこの時期らしい空気です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神社を出て先を進みましょう。

 

 

 

土蔵の白い壁、彼方に広がる金剛葛城の山々。

いかにも昔の街道という感じがして大好きです。

 

 

かたわらにお地蔵さまが。

斜めからの光を利用して撮ってみました。

このあたりを歩いていると、あちこちでお地蔵さまに出会うことが出来ます。

 

 

 

地元の工務店の看板がありました。

その中に…

 

頭の体操間違い探しゲームが。

違う箇所は5箇所。

みなさんもチャレンジしてみてください。

母と娘のとぼけた表情がとっても可愛くて個人的にツボです。

 

 

その2へと続きます。

ではまた!