みなさまこんばんは。

 

以前にこのブロブで、

富士フィルムのX100Fというカメラが欲しくてたまらない 」

ということを書いたのを覚えているでしょうか?

 

覚えてませんよねー。

これです。

富士フィルムの新作X100Fが神すぎて寝不足に拍車がかかってる件( 2017.6.22 )

 

結構高いし、手持ちのカメラで間に合ってるし

どうせそんなに使わないし…

 

物欲に負けちゃいかん!

ということでずっと我慢してきたんですが…。

 

 

 

しかしそんな私の耳元で、物欲の悪魔が囁きます。

「 ちょっと古めの旧モデルならそんなに高くないし、買ってもイイんじゃね?」

 

私。

「 そうかなぁ。そんならちょっくらヤフオク覗いてみるとすっかな〜 」

 

これまたこういう時に限って、

良さゲなものが出品されてたりするんですよねー。

 

2世代前、4年前のモデルX100Sで、

ワンオーナーの程度の良さゲなやつを見つけてしまいました。

 

商品説明の文章も写真も丁寧、

この出品者さんなら信頼できそうな感じ

( 悪質な転売屋もいるので、色々用心しないといけないんです )

 

気になってウォッチしていると

終了間際になっても誰も入札する気配なし( こんなに良い商品なのに…)

 

「 ええ〜っ?

これって『 俺に買え 』ってこと?」

 

「 神様仏様ブッタ様が

買いなさいと言ってるのかぁ?」

 

「 もしかして運命の出会い❤️ 」

 

などとキモい妄想にふけっていたら、

いつのまにか手元に届いてました。

( FinePix F11で撮影 )

 

中古品なので

それなりの傷や使用感は覚悟していたんですが…

 

開けてびっくり!

( FinePix F11で撮影 )

 

 

なんとなんと、

届いたのは新品と見まごうばかりの超美品!

( X-E1 XF35mmF2 R WRで撮影 )

 

丹念に調べて見ましたが、

見る角度によっては「 分かるかな?」という程度の微細なスレがあるだけで、

実質無傷と言えるレベル。

 

これは嬉しい誤算。

 

しかも色々と純正オプションもついて

( 今では入手困難な貴重なものも )なかなかお得でした。

 

前のオーナーさん、

やはり思っていたとおり、誠実で几帳面な方だったようですね。

 

 

 

 

 

ボディケースとストラップをセットして雰囲気バツグン!

レンズフードは富士フィルムの古いやつを見つけてきました。

( X-E1 XF23mmF2 R WRで撮影 )

 

さてこのカメラ、

ちょっとした時に持ち出して雰囲気を楽しむだけのカメラ、

一言で言うと「 お遊びカメラ 」、

そんなつもりで買ったんだけど、

いざ使ってみると、これがメチャクチャイイじゃないっすか!

 

これはイイ!

どんどん使わなきゃ!

とういうことで、

急遽メインカメラに格上げ、

ガンガン使っていきます!

 

 

ずっと欲しかったイメージ、

これまで描きたくても描けなかったイメージ、

遠い記憶を呼び覚まされるような

懐かくて暖かいイメージを描き出してくれる!

 

 

逆光だと盛大にフレアが発生して、色調も変わってしまう。

だがこれがイイのだ!

まるでオールドレンズのような懐かしさがあるのだ。

 

 

 

ボケ味も素晴らしく、

空気感までも描き出してくれる。

 

 

 

これらの写真は、

きのう、12月9日に撮影したもの。

華やかな紅葉に代わって、

ちょっと寂しげな空気が漂う明日香村。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夕焼けに照らされる金剛生駒山脈。

山頂は雪化粧。

冬はもうすぐそこ。

 

 

誰も撮らないであろう、絵にならない平凡な夕刻。

だけども、ここにも美しさがあるんです。

これも明日香村なんです。

( この写真のみ、X-E1 XF23mmF2 R WR で撮影 )

 

 

1日が終わる寂しさと、

撮影の緊張から解放される安堵感が交錯する。

 

 

「 きちんと写る 」カメラとは一味違うカメラ。

遠い記憶を紡ぐカメラ。

 

こういうイメージが欲しかったんです。

 

 

1300年以上前の飛鳥時代、「 あなたはここ飛鳥の地で皇極天皇に仕えていた 

 

その遠い前世の記憶を呼び覚ますイメージを描きたいと、

ずっと思ってきたんです。

 

このカメラは

それを叶えてくれるんじゃないかと思っています。

 

 

明日香村は私の原点ですから、

このカメラで

もっと魅力的な明日香村を記録し続けていきます。