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今さらですが、触れずに済ませるのもどうかと思い。
いや、ね。
女子のパシュートの銀メダルみたいなのは、
もう、ホントによくやった、素晴らしい銀メダルですおめでとう、
て言えるんですけどね。
正直、真央ちゃんに対してはそういう気持ちになれない。
持てる力をMAX振り絞ってギリギリの戦いをした結果2/100秒届かなかった銀と、
気持ちと力のコントロールを誤ってずるっと自滅した結果の銀は、
同じ想いでは受け取れないです。
真央ちゃんを責めてるんじゃなくてね。
むしろ、ここで銀メダルを喜んでしまったら、
浅田真央はがんばっても銀メダルが限界だったのだと認めることになるじゃないですか。
それは絶対違う。
06-07シーズンの世界選手権、
安藤に負けたあのときも悔し涙の銀メダルだったけど、
あれは「よくやった」銀だったと思うのよ。
もちろん絶対勝てるはずの力関係が、
ショートのミスのせいで「ずるっ」と自滅したことに変わりはないんだけど、
そこから凄まじい気迫のフリーを演じてみせた。
あの演技で終われたなら、結果なんてもうどうでもいいんです。
自分はあれ現地で見てたけど、
今思い返してもあんなに「凄い」スケートは他に見た記憶がない。
フィニィッシュの瞬間、全ての観客が跳ね上がるように立ち上がった、
本物のスタンディングオベーション。
2日間ノーミスだった安藤は絶賛されるべきではあるけど、
おそらく誰の記憶の中でもあの日のヒロインは浅田真央だったはず。
フィギュアスケートって、そういう競技じゃない?
だから、勝敗とかメダルの色とかじゃないんです。
銀だからよくやったね、じゃ困るんです。
トリプルアクセル以外ダメ、という演技直後の彼女のコメントは率直で、正しかった。
笑顔で終われない演技になってしまった以上、
「がんばりましたね」とは言えない。
浅田真央はそれでいいレベルのアスリートじゃない。
もちろんこんなことは本人が一番よくわかってるだろうから、
もし本人に面と向かったらわざわざ言いやしないんですが、
ここではとりあえず綺麗事抜きに率直な気分を吐き出しておきたかった。
しかしマスコミもみんなトップ2人の対決に気を取られすぎじゃないのかと。
男子同様、結局想定内のトップ8のリザルト中、
瞠目すべきは長洲未来の位置ですよ。
実際、最終グループの滑走者中、一番面白かったのは未来だった。
全米ジュニアと世界ジュニアをキャルと分け合ったあの頃の勢いが完全に戻ってきてる。
ていうかそれ以上。
倒さなければならない相手は韓国民の妹だけじゃない。
ソチで勝つことは、おそらく今回以上に難しくなるはず。
そんな状況を面白がれるくらいに、
強い真央ちゃんに早く戻ってほしいと願ってます。
ていうか、ごく身勝手には、
順調に成長を遂げた村上佳菜子ちゃんが強敵として立ちはだかってしまう光景を夢想するわけですが。