浮世は夢 | All Good Things..

All Good Things..

可能性の未来          


月光のファンブルリカバータッチダウン
行ってきた-。


雨で人が少ないんじゃないかと思ってチャレンジしてみたんだけど、

開館1時間後で全く並ばず入れたし、結構正解でした。

もっとも昼前くらいからかなり混んできたけども、


噂通りの良い展示でした。

同時代のライバルとの同じモデルを使っての比較とか、

比較そのものの面白さはもちろん、

当時のユーザーの視線で見られるというシミュレーション感が楽しい。

こういう浮世絵は一枚200~300円相当だったらしいから、

ポスターというかポストカードを選ぶ感覚だったんでしょうね。

歌川豊国のほうが売れたってのも、なんかわかる。

写楽は

「顔のすまひのくせをよく書いたれど、その艶色を破るにいたりて役者にいまれける」

つまり本人の顔の特徴をとらえて似てるんだけど、

美化してくれないので役者(モデル)に嫌がられた、と。

ファンも当然そういう感覚だったんじゃないかと思う。

もちろん自分なら写楽を選んだでしょう。

そういう写真撮ってる気もするし。


テーマになっている芝居の演目をきちんと解説しているのも嬉しい。

普段そういう前提すっとばされがちだから、

絵を見る目線が大きく変わったというか、

同じもの見てもなんか目からウロコ的な。


俺世代とかには特に、かもしれないけど、

写楽って「正体不明の謎の絵師」的なミステリー性が暴走して

認知度高まった感強いので、

こうやってきっちり当時の日常の文脈の中で理解させてくれる展示はホントに面白い。


大首絵28点がぐるりと展示されてる部屋とか、

当時のお大尽はコンプしてこんなふうにしてたのかなー、なんて。

まぁ一枚200円なら5600円だからね。

大人買い自体はそんなに困難でもない。

飾る空間があるかどうかの問題ね。

ポストカードセット(ちなみに3000円。お得)買ったのでプチお大尽になってみようかな…



ところでどさくさに紛れて歌麿もいいのが集まってますよ。

物思恋と深く忍恋は必見。

特にモデルさんとかポートレートのカメラマンさんとか必見。


あと、図録が鼻血出そうなくらい素晴らしいので買いましょう。



しかしCLのファイナルをライブで見届けてから(つまり寝ないで)行ったので、

立ち寝しそうなくらい眠かった…

ていうか実際途中仮眠しながら見てましたw

夢と現の境目で浮世絵を眺めるというのは、

なんだかすごく幸せな時間だった気がします。

でも、意識がはっきりしてるときもう一回見たい(笑)



今、上野の国立博物館では「手塚治虫のブッダ展」もやってて、

こちらも評判いいようですが、とてもはしごはムリでした。

そのうち行くなり。

ちなみに手塚作品で一番好きなのは、

写楽クンの出てくる「三つ目がとおる」です。

でもあの写楽は東洲斎ではなくシャーロック・ホームズのもじりだけどな。

「三つ目がとおる」実写版やるなら和登サン役はレノンが似合うと思うよ。