しました。
VQ1015Classic。
サイズはこんな。
トイデジ界のカリスマ的モデルにVQ1005というカメラがあって、
独特のローファイな、ある種フィルムっぽい写りが人気だったんですが、
このVQ1005、去年かそこらのロットから写りが全く変わってしまい
──即ち“改良”されてやや“まとも”な画を吐き出すようになってしまい、
入手困難になった初期モデルにプレミアがついたりする状況を産んだのでした。
そんな中、VQ1005を日本に輸入して定着させたネットショップの「プロキッチン」さんが、
メーカーや工場にかけあって、廃盤の電子部品をかき集め、
初期モデルを復刻、というより再生させた限定モデルが、
このVQ1015Classic。
廃盤のパーツを使っている以上数量限定は宿命で、
発売から半月くらいですでに完売しております。
もう一個買っておくんだったかしら。
私はといえばVQ1005、発売当時からずっと気になってたものの、
買うタイミングを見計らっているうちにブレイクしてしまい、
じゃいいよ、的にひねくれて結局手に入れてなかったのね。
なんで、今回このこだわり感あふれるプロダクツへのリスペクトも兼ねて、
というかそれを言い訳にして、晴れてVQデビューを果たしたわけであります。
ちなみにVQ=VISTA QUESTブランドからはフツーの(でもトイデジ的な)
コンパクトデジカメも出てるので、この超小型カメラの固有名詞ではありません。
念のため。
さて、撮ってみましょう。
ボディをスライドさせると、レンズと、上部にカバーのストッパーが現れます。
いや。ファインダーではありません。
というか作ってるほうはそのつもりかも知れませんが、
全くその役目を果たしてません。
パララックス(視差、ファインダーと実際のアングルの差)なんてレベルの話じゃない、
もう視野の大きさそのものが違う。
というわけで、このカメラはノーファインダーが基本。
ノーファインダー一本。
ノーファインダーはトイカメの基本なので慣れてるつもりだったんだけど、
最近一眼使うことが増えていたのと、
VQのあまりの小ささになかなかカンがつかめず、
相当苦労してます。
もちろん狙いのままに撮れないのがノーファインダーの醍醐味なんだが、
あまりにも微妙で…
いやしかし、色味はやっぱり素晴らしいですよこれ。
特にブルーの発色が。
ポジフィルムのような質感もあるし、
よく言われるLOMO LC-A(フィルムトイカメラの代表格)と
共通する雰囲気、確かに持ってる。
当然ながら、サイズの縮小以外、画は全くいじってません。
トイカメラの必須の性能(?)周辺減光も微妙かつ上品に出ます。
この一連は全部夕方なんだけど、
よく晴れた日中だともっと鮮烈な画になるんだろうな。
で、派手な色を撮ったらどぎつい、サイケな発色になるもんだと思ってたんだけど、
鮮やかは鮮やかなんだけど、
思ったよりフラットに出るのね。
このへん、初期1005の画とは印象違う気がしますが、
たまたま?
あとステキなのは、光源の発色に対してめちゃめちゃ素直な描写。
スーパーの入り口でご主人様を待っているワンちゃんですが、
ワンちゃんが受けてるスーパー店内のタングテスン光の赤っぽい光も、
画面奥の夕暮れの青みがかった街の雰囲気も、
記憶色に忠実に写ってる。
ちゃんとしたデジカメだとこういうとき、無駄な賢さを発揮して、
どっちかに寄せるか、足して二で割ってならしたような画になりがち。
この写真なんかはフィルムカメラというより、
ごく初期のデジカメのバカ正直さを彷彿させて、
それはそれでまたノスタルジーだわね。
この手前と奥の光の加減とかさ。
撮影時間がわかる感じでしょ。
で、色的に目立つ被写体はくりっと際立ってるし。
あと、意外と黒が締まって見える気が。
ていうか黒いところはホントにデータがないからなんでしょうが。
そういう意味でもキ○ノン的画づくりというか…
いや、キヤ○ンよりずっと好き。
まだヒマがなくて本格的に撮ってないんで全然アレですが、
ていうか「本格的」に撮るような代物では決してないんですがw、
しばらくはまりそうです。









