″This is a Challenge to the Divine, and a Hope for Mankind″
―これは神への挑戦であると同時に人類の希望―
(エンハンスドゲーム公式スローガンより引用)



ミラーレンズで抑え切れない光が瞳孔を突き抜ける。
網膜を焦がし、中枢神経を導火線にして全身を焼き尽くすみたいだ。

登場ゲートに立つ私を歓声が迎え入れる。
続く歯切れのいい実況音声が、スピーカーを通して会場に反響した。
私の名を呼ぶその声に、片腕を上げて応える。

単勝1.2倍。

それが私のオッズ。
一番人気の中央右側四レーン。

黄色いコースロープで区切られた直線上、わずか50m先のゴールが遥か遠方に感じられた。

それを横目にスポンサーのロゴがひしめくウィンドブレーカーを脱ぎ捨てる。
水分を含んだセームタオルを頭上で絞り、緊張で乾燥した口内に潤いを与えた。

短いホイッスルが四回と、最後に長く一回。

しかし会場を埋め尽くす観客の、割れんばかりの歓声がその音を掻き消す。
聞こえなくても構わない。
スポーツという枠組みを逸脱して久しいこのゲームに、今更形式を期待するような人間は居ないからだ。

それでも意味のない真似事を辞めないのは、最後に残されたルーツへの敬意か。
あるいはそれすら手放してしまったら、狂気以外の何も残らない為か。

スタート台の上で直立し、ゴールを見据える。

鎖骨から鳩尾まで、胸の中央に入る胸骨正中切開の痕を両手で覆った。
その赤黒い一線の全ては、くるぶしから上半身までを覆い尽くす、ラバー製の高速水着によって隠されている。
技術が人間の進歩を追い越し、そして大慌てで禁止された旧世代の遺産。
それが半世紀以上の時を超えて、再び脚光を浴びている。

会場に沈黙が降り注いだ。

この瞬間だけは誰もが息を呑み、レースが始まりを告げるその瞬間を待ち侘びる。

たった一つのミスが命取りになる、僅か二十秒の勝負。

「Take your mark……」

硬く踏みしめた後足を……今!
スタートの合図と同時に蹴り上げた。

一秒に満たない浮遊感。
直後、全身を覆う強烈な抵抗は大気の約八百倍。

常軌を逸するトレーニングに、一日一万キロカロリーを超える食事。
そしてアナボリックステロイドで極限まで発達した筋肉が、水を切り裂き躍動する。

もはや人の形を保てなくなった異形の体躯。
スポーツに見られた技術と力の総合芸術とも呼ぶべき美しさは見る影もない。
一歩間違えれば命を落とす綱渡りで、どこまで前に進めるか。
これはルール無用、ドーピング大歓迎、なんでもありのチキンレースだ。

全身にあつい血が巡る。
人工心臓に鼓動はない。
しかしその静かな流れは次第に早くなる。

早くゴールした奴が勝つ単純明快なルール。
怪物のようなプレイヤーが織り成す、超人類的パフォーマンス。
勝敗予想賭博は圧倒的な規模拡大に規制が追いつかず、暗黙の了解となって久しい。

エンハンスドゲームは大衆を魅了し、ビジネスブームを巻き起こし、多くのプレイヤーの命を奪った。
人類という種の遺伝的限界。
それを科学の力でぶち破り、臨むは地上の頂きよりも更に高い場所。

バベルの塔を彷彿とさせる神への挑戦。
その成長速度は崩す暇さえ与えない。

歓声が聞こえる。
これはレースの直前に打った氷(アイス)の幻聴。
いや、現実だ。

つまりゴールは近、壁。

瞬く間にレースは終わった。
気がついたら、そこにタッチ板があった。
ゴーグルを外そうとして、失敗。
右手の人差し指と中指が曲がらない。
根本から赤黒く変色して、腫れ上がっている。

痛みはない。
むしろ最高の気分だ。
全身を支配する倦怠感と、内側から弾け飛ぶような高揚感。
この瞬間のために私は生きている。

左手で引き剥がすように、シリコンキャップごとゴーグルを外した。
光に慣れない目を細めながら、電光掲示板を見る。

19″98。

かつて生身の人間が破ることのできなかった20秒の壁。
ありとあらゆる代償を払い、人類はようやくここまで辿り着いた。
その記録の隣には、私の名前が書かれている。
やっと、掴み取った。

心臓は機械仕掛けの偽物に代わり、過剰なトレーニングとドーピングで肉体は人外に落ち、苦痛と恐怖をドラッグで誤魔化してまで縋り付く理由。

そんなものは、ない。

かつてはあったかもしれない。
けれど手段だと思っていたものはいつの間にか目的になり、元の目的はその立場を追われる。
これは無数に繰り返され、いずれ目的と手段の区別さえつかなくなる。
そうして、目の前の物事以外の全てが手につかなくなる。

そんな状態を、人々は五里霧中だと笑い、私は無我夢中だと言う。

はらはらと小さな紙が落ちてくる。
強すぎる照明の光を反射して、それは舞い散る雪のようだが実際は、敗れた誰かの夢の跡。

会場中の喜怒哀楽に包まれながら、私は退水する。

救護班が駆けつけるが、大丈夫だからと言い張りアイシングのための保冷剤をもらうに留めた。
オーディエンスは私の声を聞きたがっている。

スポンサーのロゴが所狭しと並ぶインタビューボードの前に立つ。
バズーカのような巨大なカメラとポップガードの付いたマイクが私に向けられた。

「素晴らしいレースでした! 率直に、今の感想をお願いします」
「本当に、嬉しいです」

なんて薄い内容なんだろうと自分でも思った。
けれど、それ以上に相応しい言葉は無かった。

「人類史上、初となる19秒台。到達不可能と言われたこの記録に挑戦し続けた三年半は如何でしたか」
「そうですね。あっという間でした」

死の淵を彷徨い、生き残れるかも分からず、仮に命拾いしたとしても「人間」で無くなった私は、人生の全てを捧げたプロスポーツの世界にもう二度と戻る事はできない。
そんな絶望の中で見つけた小さくも眩い光へ。
もがき苦しみながら進み続けた今日この日まで。
全ては走馬灯のように、鮮やかに脳裏に蘇る。

「いま感謝を伝えたい人はいますか」
「まずは支えてくれたチームのみんな、それから私に新しい心臓をくれた医療関係者、技術者の皆さん、そして今日このレースを見てくれた会場と画面の前の全員に、感謝を伝えたいです」

私の一言一言に対して嘘みたいに会場が沸き立つ。
私はこの空間に充満する意識体になった気分だ。

「惜しまれつつも今日のレースをもって引退と聞いています。今後のことについて教えていただけますか」
「エンハンスドゲームは、様々な批判もありますが、私のようにスポーツの世界への道を閉ざされた人にとっては確かな救いです。今後も人類の限界を更新し続けて欲しいと思います」
「ご自身については如何ですか」

一瞬何を聞かれているのか分からなかった。
ここ三年半、いやきっと生まれた時から私の人生はたった一つの目標を達成するためにあった。
そしてその目標は達せられ、私の人生は役目を終える。
はずだったのにこれからも続くらしいから、今後の身の振り方について考えるのは当然だろう。

それに競技をやめる決意をしたのも、これ以上体に負荷をかけたらトレーニング、あるいはレース中に命を落とすと担当医から再三警告を受けていたからだ。
だから私は生き延びるために競技をやめる。
しかし生き延びた先に待つのが、あるいは死に向かい続けるような人生だとしたら。
それは本当に生きていると言えるのか。
死に続けていると言った方が正しいのではないか。

「……正直何も考えていません。私は目の前のこと以外何も見えていませんでした。それほど熱中していたということです」
「では最後に、なにか言いたい事はありますか」
「皆さんご存知の通り、私の心臓は機械でできています」

生まれ落ちるよりずっと前から拍動始め、ペースメーカー細胞の電気信号により収縮と弛緩を繰り返す生命のポンプ。
ありとあらゆる動物のコアに採用されたその機構は、シンプルな構造で計り知れないほど複雑な機能を有している。

設計図があるとすれば、それはまさしく神のみぞ知る真紅の秘宝。
移植には超高額な医療費と、外科の最高峰たる心臓血管外科の技術が必要となるにも関らず、その待機列は今この瞬間も長くなり続けて果ては見えない。

「医師からはまだ治験段階と言われていますが、この技術が多くの人の命を繋ぐ。いえ、命そのものになる日が来ると私は信じています」

そんな暗闇の中にさす一筋の光こそが、私の肋骨の内側に埋め込まれた「体内式連続流型全人工心臓」だった。
摘出後から移植まで四時間のタイムリミットも無ければ、いつになるかも分からない血液型や体重が合致するドナーの出現を待つ必要も無い。
元の心臓の持ち主から命を奪ったという、生存後の苦しみに苛まれることも無い。

「人工心臓は神への挑戦であると同時に人類の希望。奇しくもエンハンスドゲームのスローガンと一致しています。エンハンスドゲームがいずれ多くの人々に受け入れられ、そして人工心臓が心疾患に苦しむ多くの患者の命を救うことを願っています」
「ありがとうございました! 本当におめでとうございます。会場の皆さん、大きな拍手をお願いします!」

無数の破裂音が会場に反響した。

その音は私の視界が暗闇で満ちてなお、聞こえ続けた。








――申し遅れすぎました。

4年の山田です。
1年ぶり2回目の引退ブログを書きます。

ちなみにエンハンスドゲームに公式スローガンはありません。
僕が勝手に作りました。
あと僕のスマホにはAbemaTVが2つ入っています。



知らんうちに増殖してました。
以上2点、大変申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。

冒頭の小説ですが、お読み頂きありがとうございます。
適当に流し読みした人は、ありがとうございます。
読まずに飛ばした人は、次こそ読んでもらえるような文章を書きたいと思います、ありがとうございます。

小説って気になる本を手に取って読むものですよね。
ですが中には半強制的に読ませにくるタイプの小説もあります。
内容に関しては全て僕が吐いたホントのウソですので、どのように捉えてもらっても嬉しいです。

さて引退ブログといえば、競泳人生を振り返りながら現役生活の諸々を熱く語る場だと思いますが、それは既に1回目の引退ブログでやってます。
読みに行くとまた自ら読ませにくるタイプの小説と出会うことになるので、おすすめしません。

なので今回の引退ブログは、

1. 延長した現役生活の話
2. これからの進路
3. 水泳部のみんなに向けて、一人ひとことメッセージ

の四本立てでお送りします。

長くなっちゃったから、既に読むのが疲れたよって人は自分のメッセージだけでも最後に読んでってね。






1. 延長した現役生活の話

3年後期から4年前期までの1年間をひと言で表すなら「大躍進」です。
今シーズンで100Brは4″57ベストタイムを縮めました。
そしてなんと200Brは0″65ベストタイムを縮めました!!

長年競泳をやってた身から専門的な意見を言わせてもらうと、これはちょーすごいです。

来シーズンはやまかずさんみたいにベストをガンガン更新したい!
そんなかわいい後輩のために、なぜ大躍進できたのか自分なりに振り返ってみようと思います。

が、たった一度の成功かつ一サンプルに過ぎない話を、まるで再現性の高い成功法則みたいに語るのは避けたいところです。
遺伝、環境、経済、健康等の要因はもちろん、成功の影には個々人の苦悩と葛藤があり、そのどれもが唯一無二の経験です。
では成功ないし失敗を省みることは無意味かというと、そんなことはありません。
過去を振り返るために立ち止まることは、未来を見据えてもう一度歩き出すために必要なある種の儀式、または通過儀礼と言えるでしょう。

ごちゃごちゃ書きましたが、つまり自己満ってことです。
みんなにとっても何かのヒントになるかもしれないから、よかったら読んでね。

今年一年で僕を目標達成、すなわち関カレの舞台に導いてくれた要素は二つあります。

二番目に大きかった要素は、筋トレです。

今シーズンは特に口を開けばムキムキうるさかった僕ですが、ジムに入会したのは去年の10月のことです。
外部練をしてた時期は週5スイム、週4筋トレみたいな狂った生活をしてました。
この時期はまさに人一倍努力をしていたので、結果が出ない訳ないと、確信めいたものがありました。
結果はすぐに現れて12月のウィンターで200Brの関カレ標準記録を突破しました。

ここだけの話、当初200Brの関カレ突破を現役延長中の最終目標に掲げていました(現役続行時に送ったLINEの文面を見るとよくわかると思います)。
100Brの関カレ標準記録は切れるわけないと思い込み、宣言することもできないようなへなちょこメンタル野郎だったんです。

というのも制限はキツくなるし、半年で0″02しかタイムは伸びなかったしで挑戦する前から諦めてました。
ですがこの勢いなら、あと半年で何とか100Brの関カレ標準記録に届くかもしれないと希望を抱き始めたのもこの時期です。

そこからは100Brで関カレ標準記録を突破するためには何が必要かを考えました。
ダブルキャンパサー(当時)である僕の天才的な頭脳が筋肉である、と革新的なアンサーを導きました。

この究極無比な結論に至ったロジックとして、まず100Brという競技の特性を考えました。
100Brの選手には二種類のパターンがあると思っていて、それが50Brの得意なスプリント型と200Brの得意な持久型です。
個人の主観にはなりますが、スプリント型の選手としてはゆうひろさん、けんと、持久型の選手にはそーすけさん、こーすけさん、せいや、いつきを挙げます。

僕は何を隠そうスプリント型なので、その特性を伸ばす方にトレーニングの方向性を絞ったという訳です。
筋トレではメインセットで6〜8RMの高強度低回数のトレーニングを週3回。
胸、足、背中、腕・肩の日に分けてローテしてました。

スイムではスプリントに移籍し、50Brの練習ベストを常に意識するようにしました。
というのも僕は極端なスプリント型なので前半50m、もっと言えば最初の25mでタイムがほぼ決まると言っても過言ではないからです。
なのでレースの中で最も重要になる前半50mの強化を第一優先にしていました。
それもただタイムを出そうとがむしゃらに泳ぐのではなく、その日意識した泳ぎに対して結果がどうだったのか、自分の泳ぎを一歩俯瞰して見ることを忘れずに行いました。

これができたのは紛れもなくスイムペリアのおかげです。
気づけばTwitter(現:X)以上に長い時間見てた日もありました。
管理人のSMINさんには感謝しかありません。
素敵なサービスを作ってくれて、都立大水泳部を迎え入れてくれて、本当にありがとうございます!

そんな感じで前半50mという最大の武器にして課題を部活中最も意識していましたが、それだけを考えていたわけではありません。
というのも100Brは50mではないので後半耐えられなかったら前半の強みが丸潰れです。
なので練習の中で練習ベストを狙う一本を決めて、それ以外は100Br後半の練習だと思って必死に耐え続けました。
きつい時ほど、ここで耐えれば目標を達成できると希望を持って、1秒でも長く理想のストロークを積み重ねることを意識しました。

そうしてレースの度に1秒近いベストを出していきました。

ですがこの時期は、いつベストが出なくなるか、いつ自分の限界が来てしまうか、気が気じゃ無かったです。
どれだけ練習ベストを更新し続けていても、どれだけ筋トレで扱える重量が増えても、レースのスタート直前はいつも不安でした。

それでもやると決めたからには最後までやり遂げてみせる、そんな思いで挑んだ夏季公認。
ラスト前のチャンスなのに思ったような結果が出ず、さらに体調も崩し、茫然自失としてました。

ですがその時期で焦り過ぎていた気持ちを一度落ち着けて、一週間後に迫った関チャレに向けて冷静にレースプランの練りなおしから始めました。

いよいよ迎えたラストチャンスでは、前半のストローク数を夏季公認から2回増やし、推進力を維持し続けるハイテンポな泳ぎで前半から攻めていきました。

50Brのベストより速い入りで得た勢いをそのままに、レースはラストラップへ。
いつもキツ過ぎて雑になってしまう四回目のひとかきひとけりは、不思議と呼吸が持って距離も十分。
今思えば、頭ガンガンになりながらひとかきひとけりに距離制限を付けて練習してた成果が出たと思います。(※危険なので真似する人は体と相談しながらで)

ここまでは過去の自分を置き去りにする、理想を超えた泳ぎ。
けれどスタートから出力100%の脳筋レースプランのせいでラスト12.5mは現役生活のどの100Brよりもキツい。
ストロークは予定していた12回より2回も多くなり、レースプランとしては使い物にならないほど崩壊している。

それでも自分の力では無い何かに突き動かされるようにして、前に進み続けることができました。
結果は自己ベストを1″5ほど上回る大ベストで100Br関カレ標準記録を突破。
大学生活でこれ以上に嬉しい瞬間はありませんでした。

という事で筋トレは僕にとって切っても切り離せない存在でした。
筋トレが記録の大幅な更新に影響を与えたことは、間違いありません。

ですがここで謝らなければいけない事があります。
僕は水泳のために筋トレを始めた訳ではありません。
もちろん100Brの関カレが見え始めてからは、新しい手段としての筋トレになった訳ですけど。
やまかずさんは水泳のためにジムで筋トレ頑張ってるんだなあ、憧れるなあ、自分も始めよっかなーと思ってくれた人には申し訳なく思います。

というのも筋トレを始めた当初は、自分の中でどうしようもない感情を抱えていて、その捌け口として筋トレが選ばれたに過ぎませんでした。
もはや部活とか大学生活どうこう以前の問題で、とにかく現状から脱したい、今のままでは居られないという焦燥感に駆り立てられて、気づいたらジムでバーベルを握ってました。

まあ僕の心中はどうでも良くて、ここで言いたいのは何が水泳のタイムに繋がってくるのか、極論全く分からないという事です。
つまり、例え下心だとしても、モテたくて始めたとしても、それが意図しないところの意図しない結果に繋がっていく可能性があるという事です。

この不思議な現象は考えるよりもまず行動した者に現れます。
僕は筋トレで味をしめて、ムキ弁を作ったり、脱毛に通ったり、ブリーチしたり、ピアスを開けたり、キャップを被ったり、短髪にしてみたり、と他にも色々なことを試してみました。

その結果同期から毎年大学デビューと言われました。
意図しない影響が必ずしもいい方向に変化を与えるとは限りません。

とか言いますけど、皆さんも激重感情を抱えて考えることに疲れてしまった時は、ここぞとばかりに思考停止で何か新しいことを始めてみるといいと思います。
きっと予想だにしなかった何処かで何らかの変化が起こります。
何やるか迷ったら筋トレ始めてみて下さい。
おすすめです。

長くなりましたが、次に最も重要だったことを書きます。
それは環境、もっと青春っぽく言えば仲間の存在です。

一緒に部活をした都立大水泳部のみんなはもちろん、合同練やレースで会う他大学の友達、引退していった同期、先輩。
本当に多くの人が僕の目標を応援してくれて、一緒に競ってくれて、練習のサポートをしてくれました。

自分にはもったいないくらい恵まれた環境で最高の仲間がいたからこそ、ひとつの目標に向かって走り続ける事ができました。

この環境でなかったら、もはや目標を追う意味すら見出すことができません。
関カレの標準記録を突破したとしても、いや例えどんな目標を達成したとしても、僕一人ではなんの意味もないのです。

実際、関チャレ100Brのラスト12.5m。
一番きつい時に僕の思考の中に現れたのは、今まで支えてくれたみんなの顔でした。
ドラマチックすぎてキモいですが、事実としてそれしか考えられませんでした。
どんなにキツくても、みんなへの感謝の気持ちが僕を突き動かしました。
こんな記録は、僕一人の力ではもう二度と出せないかもしれません。

そうして立つことを許された関カレの舞台は、最高に気持ちよかったです。
レース前、いつも僕の心を支配していた不安はありませんでした。
ただ夢中で、楽しくて、終わってしまうのがとても悲しかったです。

100Brは3秒近いベスト更新。
200Brは3秒近いベスト後退。

現役生活を通して、この瞬間以上にカッコいい引退のタイミングはありません。

思えば、僕が関カレへの出場を夢見始めたきっかけは、大舞台をラストレースに次の道へと進んでゆく先輩方の背中に憧れたからです。

とうとう僕にもその順番が回ってきました。

僕は次の誰かの憧れになれたでしょうか。
そうであることを願うばかりです。

こうして僕の大学水泳は幕を閉じる。







2. 進路の話

かに思われたのですが、もう少しだけ現役を延長します!!?!
いえ、もう少しだけ居させてくださいお願いします!!!!

この2回目の引退ブログは院試勉強を片手間に書き進めていました。
冒頭の小説含め延長した現役生活の話を書いている時には、本当に引退する気でいました。
引退会見用に作ったビデオメッセージも本気で引退すると思って作りました。
院試が有事終わり、大学生活最後の授業の最終発表も終え、この時はまだ決意は揺るがなかったです。
なのに大阪遠征に向かう新幹線の中で、どうしても続けたくなっちゃいました。
僕には本当に水泳部しかないんです。

こんな引退から現役続行にクイックターンした僕を、困惑しながらも暖かく受け止めてくれた後輩のみんなには五体投地で感謝を伝えたいです。
まじでありがとう。
もう少しだけ、水泳部の一員として居ることができて本当に嬉しいです。

良いように書いていますが、これは居心地の良い環境に留まり問題を先送りにする選択であるとも捉えられます。
着実に迫り来る引退の足音に、耳を塞いでいられる時間はもう長くありません。

水泳のことだけを考えて過ごせる時間に関して言えば、もう無くなってしまいました。
自分の進路に真剣に向き合わなければならない、そんな時期です。

今後の進路ですが、なんやかんや院進すると思います。
僕はこの半年間を通して改めて理系の皮を被った文系であることが分かったので、今後2年半も続く研究主体の生活には気が遠くなる思いですが。
そっちはまあ、大学での実績(入門マクロ経済学再履、最低GPA1.54、ダブルキャンパス歴1年など)を信じて耐えつつ、半年も経たずに始まる就活に集中したいと思います。

今のところ自己分析も業界分析もやってない現状ですが、漠然とデザイン系の仕事に就きたいと考えています。
このことを同じ研究室のM2の先輩に相談してみたら、採用枠が少ない上に文系就職になると思うから院進したメリットを生かすのは難しいけど不可能ではない、と勇気づけられる言葉をもらいました。

というのも僕の学部では修士まで行くとメーカー系への就職にかなり有利で、諸々すっ飛ばして最終面接からスタートできる推薦枠があるとかないとか。
大学に入った時はその推薦枠を使ってエンジニアにでもなろうと考えていたのですが、今までの人生経験上レールに乗った比較的楽で世間体の良い進路を選ぶと、これじゃなかったと後悔することになる気がします。
実際、その動機も合コンとかで、

「仕事は何されてるんですか〜?」

と聞かれた時に、

「エンジニアです」

とドヤ顔で答えたいくらいなもんで、名前がカッコいい以上に惹かれる要素はまだ見出せていません。

まあ、院進自体がレールに乗った比較的楽で世間体の良い進路なんじゃないのかとか、そもそもお前まだ試験結果出てないだろとかツッコミに遭いそうですが、僕としては流れを断ち切って自分の足で歩き始める機会を虎視眈々と狙っています。

大学生活での水泳部みたいに、最高の仲間と憧れに辿り着くために目標を持って努力を続けられるような環境へ、自分で進むことを選んだ道ならもう一度だどりつけるはずです。

とにかくこんな素敵な仲間と出会えた良縁に感謝しつつ、もう少しだけ続く現役生活を最後まで走り抜きたいと思います。

みんな、今までありがとう。
あと少しだけよろしく。






3. ひとことメッセージ

ここからは一人ひとこと(ふたこと、さんこと……)メッセージのコーナーです!
てか思いついたことを書き殴っただけなので、もはやメッセージなのかも怪しい!
2年生以上を書いた時には酒が入ってたから、自分で読み返すのも恥ずかしい!
意味分かんないこと書かれてても、僕と皆んなの良縁はそんなもんだったんだと、甘んじて受け入れて下さい。

ちなみに23-24シーズンのグループに入ってる人は全員入れたはずなんですけど、万が一漏れがあったら教えて下さい。
あと、ものたりねーよ! って人は個人的にラインください。
火傷するくらいアチぃ文章を個人的に送りつけちゃいますよ。



1年生

池野圭 様
セームがおそろっちなけいちゃん!
小さい体で泳ぐパワフルなバタフライがすごい!
実は同期内最年長のおねいさん枠!
ギャップがいいね。

石橋花南 様
出しの声、タイムの声が聞き取りやすい!
電車のホームが同じだから行き帰りでたまに話せて楽しかった!
九州生まれのほんわかなオーラに、チームのみんなが癒される!

稲木咲希 様
クールビューティーなアーバンガール!
実は一マネの中で一番話しかけるのビビってた。
けど関カレ行く朝話したときめっちゃノリ良くて意外なギャップ!
元選手の経験を活かしながらチームを支える姿に期待大!

小黒健司 様
大会の朝の到着が鬼早い!
エキゾチックな私服のセンスが光ってる!
パワーとガッツがある泳ぎで練習に取り組む姿は周囲のチームメイトもやる気にさせる!
カメラマン兼会計係としての今後の活躍にも注目したい!

小田切春奈 様
アクティブ系文学少女!
1女と話したそうにしてる俺をご飯に誘ってくれてありがとう!
きついきついと言いながらも真面目に練習に取り組む姿が輝いてる!
ブログとかスイペリの文書に絶大なセンスを感じる!
今度おすすめの本おしえて!

魏沢澎 様
先輩にアドバイスをたくさんもらって、半年で成長したたくほう!
諦めず泳ぎ切ろうとする姿、かっこよかったよ!
これからのたくほうが進む道に良いご縁がありますように!

桑名哲司 様
たまにコーチに擬態するてっちゃん。
語彙力と語り口がすてき!
長身を生かした大きな泳ぎでガンガン練習に喰らいつく!
都立大水泳部Br界隈のダークホースとなるか!?

小出理乃 様
細かなところに気が回るりの!
コース移動のとき教えてくれたり、タイムとか動画の確認も逐一してくれてありがとう!
もうプルブイ持ってくの忘れません。
ムキムキマネの原石!
荒川とのダブルキャンパス大変だと思うけど楽しく続けてほしい!

佐々木大弥 様
なまりが最高!
ロビーからパワーベルトを巻いてる姿は、未来の筋トレ長の筆頭候補!
関カレ決勝の200Flyめっちゃかっこよかった!
目標のインカレ突破するとこみせてくれ!

菅波聖矢 様
絶賛成長期な俺のライバルにして可愛い後輩!
ミドロンの練習をBrでやってんのマジか、すげえ。
これからもガンガンベスト更新して目標の全国公の舞台に辿り着いてほしい!
100Brは勝ち逃げさせてもらうよ?

鈴木遙夏 様
種目、距離を問わないオールラウンダー!
表情がコロコロ変わっておもしろい!
ブランクを感じさせない練習の粘り強さとレースのタイムで、東部国公立に誕生したニュースター!
なっちゃんて呼んでいい?

空岡樹 様
都立大水泳部Br界隈を引っ張る一年生にしてエースのいつき!
チャラ経の名に恥じない見た目とコミュ力に加えて周りが見える大人な一面も!
上半身を大きく使ったいつきのBrめっちゃすき。

高野裕伍 様
チャレンジレースは百発百中!
ここぞという所で決める男、T.K.裕伍!
圧倒的なスタミナでミドロンの練習をこなしながら、中長距離のレースで魅せまくる!
その求心力で未来の後輩からも慕われること間違いなし!?

高星陸 様
半年でメキメキ成長したりく!
最近筋肉ついてきたよね?
秋季公認では200Frに挑戦する!
この勢いで色々な競技にチャレンジして自分の可能性を広げていってほしい!

田中あみ 様
金髪と名前を3マネから継承したあみ!
たまに飛んでくる冷静なツッコミが個人的にツボ!
安定感ある回しとタイム計測でチームを支える!
ムキムキギャルマネージャーへの道を直走るその背中に憧れる!

濱田啓作 様
なにもかもはやい!
その圧倒的な泳力を支えるのは、部活に真剣に取り組む姿勢はもちろん、朝夕問わない自主練への参加に、トレ室でのウェイトトレーニング!
まさに努力の化身!
オリンピックの舞台を見せてくれ!

森啓心 様
穏やかな表情にパキパキの肉体!
一気に少なくなってしまった都立大水泳部Ba界隈を、その身一つで支えるニューホープ!
目標の全国公目指してひたむきに努力する!
その背中に誰もが憧れる!

山本響生 様
何でも泳げちゃうオールラウンダー!
そのムキムキな体は食事と水泳で形成された!
ウェイトトレーニング始めたらどうなっちゃうんだ?
ピアノが得意な一面にギャップあり!

和澤情 様
レアキャラで生体の見えなかった男前なじょう!
けれど大阪遠征中に一気に距離が縮まった(物理)!
パワフルなのに繊細なフォームから生まれる圧倒的な泳速がカッコ良すぎるんじゃあないか?!




2年生

磯崎祐里 様
面白い本たくさん貸してくれてありがとう!
一年半でメキメキと実力を伸ばしてムキムキマネに成長したゆーり!
幹部代になって色々背負うものが増えると思うけど、ゆーりのサポートがたくさんの選手の力になるのは間違いない!
俺はゆーりにサポートしてもらえて幸せだった!
またおすすめの本紹介してほしいな。

折坂啓太 様
新シーズンを引っ張る主将!
これから色々な困難にぶち当たると思うし、チームのために自分を犠牲にしなきゃいけない場面もたくさんあると思う。
どの代もその代なりの難題を抱えるだろうし、時にはそれに向き合うことに疲れちゃうかもしれない。
けど最後は啓太が主将で良かったって思えるようなシーズンにきっとできるはず!
ファイト! おりけい!

斉藤剣生 様
一年生が入ってきて先輩な一面もたくさん見える剣生!
きついサイクルに喰らい付いて、ハードもしっかりタイム出して。
ひたむきに努力する剣生なら絶対良いラストシーズンの締めくくりができる!
頼り甲斐のある先輩筆頭候補!

菊池ひより様
いつもニコニコで場を和ませるぴよぴよ。
新シーズンの主務としてチームを支える大黒柱!
荒川とのダブルキャンパス大変だと思うけど、離れてるからこそ出来ることがきっとある!
笛を鳴らすのもめっちゃうまくなった!
ピアスのセンスがすてき。

齋藤てい 様
クールビューティなおてい!
テキパキと動きながらよく通る声で出しとタイムを取る姿は一人前のムキムキマネ!
周りがよく見えてるていなら三人四脚の幹部代マネの真ん中でうまく舵取りができるはず!
ていが居てくれてありがてい!

坂本優騎 様
東部の決勝、誰よりも輝いてたよ!
申し分ないくらい昨シーズンで結果を出したてんしょんだけど、これからもっと、ずっと強くなれる!
一年後の自分は見違えるくらいに変わってるはず!
我が道を貫く姿は見る者を魅了する!

爲近瞭 様
昨シーズンBaに挑戦したりょう!
回れるサイクルもレースのタイムも着実に伸ばしている絶賛成長期!
幹部代になって大変なこともあると思うけど、りょうの力が必要になるタイミングが絶対ある!
きっと生涯忘れることのない極上の青春が君をまってる!

照屋優大 様
モチベの塊!
大きな体でパワフルに泳ぐ姿がすてき!
泳ぎについてたくさん質問してくれて、そのハングリー精神はシーズンラストまで成長できる原動力になるはず!
大きな器は後輩からも慕われること間違いなし!
たまに覚醒するとか!?

中村健人 様
本気になったけんてぃは誰も止められない!
ルーズに見えて決して怠けない実直な姿勢で、都立大水泳部Br界隈の最年長枠に君臨する!
同期内でも最年長で周りの見える健人ならきっと幹部代のバランサーになれるはず!
急がず休まずな姿勢でラストシーズンを締めくくってほしい!

萩野巧磨 様
背中がユーラシア大陸なはぎすa.k.aまんちょす!
一年間思うように結果が出ない中で、それでもハードなトレーニングを続ける姿、カッコ良すぎだろ!
ラストシーズンでドカンと伸びること間違いなし!
Br界隈のニューホープとなるか!?

山田智也 様
部活に対する姿勢でともやの右に出る者はいない!
誰よりも真剣にきついサイクルでもガンガン回る姿は、副将として部活を引っ張る背中に相応しい!
これだけの人数がいるからうまくいかない事とか、力不足で負の感情に苛まれる時とか、もしかしたらあるかもしれないけど、難しいバランサーもともやならこなせる!
俺は信じてる!

和田郭之心 様
昨シーズンはミドロンでバチこり泳力を伸ばしたかっくん!
Brのポテンシャル半端ないって! そんなんできひんやん普通!
Brの層が厚くて、その壁にぶち当たることがあるかもしれないけど、最後まで自分の泳ぎを信じてひた走ってほしい!
今度飲んだ時はアカマル一本ちょーだい。





3年生

赤林理紗子 様
センスの塊! アート系スイマー!
りさこの作品のファン第一号は俺がもらった!
留学で得た経験からより奥深い表現が湧き出ること間違いなし!
副将としてほんといいシーズンを作ってくれた!
おつかれさますぎる!
帰ってきたら飲みいこーな!

石垣颯一郎 様
個人的今シーズン最も伸びたスイマーにノミネート!
異次元の成長速度でラストシーズン駆け抜けた幹部代の立役者!
ジムトレ一緒にできてほんと嬉しかった!
デッドつよすんぎ!!
いつでも帰ってきてええんやで?

磯谷拓真 様
昨シーズン山あり谷ありな中で、最後までチームをまとめた主将!
本当によくやり切った!
ダブルキャンパスもよく耐えた!
来年さらに進化していくたくまが今から楽しみ!

伊藤瑞穂 様
昨シーズンが最後まで最高な部活になったのはみずほの活躍無しでは語れない!
辛いこととか、うまくいかないこととか沢山あったと思うけど、最後まで毅然とした姿勢で主務の役割を全うした姿にビッグリスペクト!
練習中の煽りとか、目標タイムの設定とかうま過ぎて、みずほ無しじゃ関カレは切れなかった!
飲みの機会で色々聞かせて欲しい!

金沢美羽 様
圧倒的な愛嬌で部活の雰囲気をあかるくしたみわ!
荒川とのダブルキャンパスに実習にと思うように部活に参加できないもどかしさがあったと思うけど、最後まで自分のスタイルを貫き通してラストシーズンを完走したパワフルマネ!
特に動画たくさん撮ってもらえて嬉しかった!
野球観戦楽しみにしてるね。

金子明生 様
いろんな期限を何度もぶっちした俺を、
「ないわー」
と優しい心で許してくれたあみa.k.a.めう!
気持ちいいツッコミで無限にボケたくなる不思議な存在!
回しの安定感とよく通る発声で選手を支えた敏腕マネ!
誰にも侵食されない世界観を持ったあーみゃが居てくれたから素敵なシーズンになったよ!

菊池和花奈 様
見た目はわかちゃん、中身は意外とお姉さん!
ここぞという時にタイムを出すスター性で、ラストシーズンを全国公で締めくくった赤ちゃん!
留学の経験を糧にして突き進む次のステージに目が離せない!
帰ってきたら飲みいこーや!

中町己晴 様
スイマー系マネのなかまっちょ!
ちょこザップに入会して更なる肉体美を手に入れんとする謙虚な姿勢がすてき!
一緒に泳げて楽しかった!
荒川区民でラストレース?
いや、次なるステージがみはちゃんをまってる!

西村恭佑 様
ワードセンスがピカイチ!
たまに出る何気ない一言にめっちゃツボっちゃう。
そんな不思議な魅力をもつきょす。
自分の泳ぎを言語化する力が凄まじい!
荒川とのダブルキャンパスに実習にレポートに、忙しそうなきょすだったけど、最後までベストを更新し続ける姿えぐすぎるて!
いったい何処まで行ってしまうんだ!?

畑中柊人 様
早生まれで一年半くらい歳の差があるのに、俺より大人なところがあるしゅーと!
笑い声は半径500m以内なら何処でも聞こえる!
不思議と人を惹きつける魅力があって、何でもそつなくこなしながら全力で楽しむ姿に憧れる!
生来の骨太な骨格に加えてウェイトトレーニングで体もどんどん仕上がってく!
シスデザメンヘラ界隈の番長!?

堀田和希 様
いつも落ち着いたところがあって、近くにいると安心感が湧き出るほっち!
ウェイト強いのに持久力もあるのチートやて!
日々の部活から自主練にジムトレにと、ストイックに取り組む一面も!
ほっちなら、まだまだ伸びる、どこまでも!

弓場麻央里 様
京都生まれのおしゃべりまおんちゅ!
選手のためにあろうとする気概が人一倍強くて、欲しい時に欲しい煽りをくれるスーパーマネ!
人を惹きつける魅力があって、先輩後輩問わず慕われる!
俺に毒舌なのなんでなん?





4年生

石井恵美 ちゃん
急に復活して東部の表彰台を掻っ攫ったかと思えば、就活終わって暇なのに秋季で引退する完璧で究極のスプリンター!
その前腕で東京都の未来を支える!
支えられる東京はビビってる!

伊藤陽哉 (さん)
今年から同期のはるやさん?!
なぜか引退後もずっと速い、すごい、デカい!
旅行に、資格に、トレーニングにと今年一年を最大限活かしているみんな憧れのトップスイマー!
はるやさんコースという新しい進路を確立した功績は大きい!
参考にします!

平野花羽 様々
俺の行動が何故か筒抜けだったかはね!
大会に帯同したり、外部練の助っ人マネやったりと、その凄腕マネの力は今なお輝き続けてる!
進路悩んでる時にマジで心配してくれて、あまりに真剣な顔だったから逆にこっちの気が抜けて、不安が消し飛んだ気がする!
社会人になるかはねに更なる栄光あれ!

藤井大輔 様
ランナーに転向したとウワサのだいすけ!
進路迷ってる時に、大輔もめっちゃ気を遣ってくれてるの感じた!
なんやかんや俺のこと好きやん。
えみと一緒に未来の東京を支える都知事候補!?

柴田悠翔 くん
一年間のスランプに耐え続けて人一倍の努力を貫いたはるか!
ここまでやる時にはやる男という言葉が似合う奴はいない!
引退レース最高にかっこよかった!
全部出し切って最高の舞台で締めくくる、俺が憧れたその背中!
たまに深い話とかしちゃった気がする!
ほんとにおつかれー!

惣谷陸 元々主将
誰よりも早いサイクルを周り、誰よりも早いタイムで帰ってくる努力の化身!
水泳を愛し水泳に愛された、憧れのカッケえスイマー!
脇目も振らずに目標に挑み続けたその道は、自らの腕で切り開き、我々はその後ろ姿を追うことさえ難しい!
まだまだ挑戦の途中!
ここからが新しいステージだ!

冨田涼太 先生
教職、副専攻、病院との共同研究、大学の勉強、バイト、短期留学とマルチにこなしながら部活を諦めることなく続けたりょうた!
引退のタイミングはズレちゃったけど、最後まで二者択一を許さない実直で貪欲な姿勢に心打たれた!
その進むことをやめない姿勢はいずれ世界を変える!

堀切ちひろ 天使
今でも泳ぎ続けてるちーさん!
荒川区民でカッコいいレースを見せた!
きっと生涯現役、自分のペースで進み続ける素敵なスイマー!
ちひろの存在で世界平和が着実に近づいている!
社会人としての活躍にも目が離せない!

渡部梨奈 バイトリーダー
扶養を超えて働き、バイトに飽きたら新しいバイトを始めるバイト戦士わたべ!
しかし金で買えない品性ってやつが確かにある!
近くに居たいと思える魅力を持っている!
イタズラ好きで諦めの悪い素敵な一面も!
ほんとに秋季で引退するの?


以上になります!
ほんとに長々と(約16,000文字)失礼しました。
3回目の引退ブログで書くことが無くなってしまいましたが、思い残すことなく書き切れたのでヨシとしましょう。

次回からはいよいよ3年生の引退ブログが始まります!
最初は、ほっちa.k.aちんさん!

2024/8/27
山田和輝