田舎に住むおじいちゃん、おばあちゃん。そこに帰省する子供3兄弟と孫達の物語。
主演阿部寛さんの作品で、人間同士の関わりについて気づくことがたくさんありました。
娘が孫に対して何気なく言った「おばあちゃん家はいいね。」という一言。
それに対しておじいちゃんは、「この家は俺が働いて立てたんだからおじいちゃん家だろ!」と娘に小言を言います。
すると娘は影で、おじいちゃんのことを「小っさい人!」と馬鹿にします。
それから、子供達が小さい頃の思い出話をしているときのこと。
「長男のおかげで助かったことがあったわね!」と、おじいちゃんおばあちゃんは懐かしんで長男をほめます。
それに対して「あれは兄貴じゃなくて俺だよ!」とむきになる次男。
でもおじいちゃんは「そんな小さなことどうだっていいだろ!」と一言。
でも次男にとってみれば頑張ったのは自分です。お兄ちゃんじゃありません。
他人から見ればどうでもよい小さなことでも、本人にとっては大事な出来事。
人と人との関わりは、そういったほんの些細なことの積み重ねで、誰かを喜ばせたり、悲しませたり。
人間関係は小さなことの積み重ねで動いているからこそ、その1つ1つを大切にしなければいけないのだと感じた作品でした。
- 歩いても歩いても [DVD]/バンダイビジュアル
- ¥3,990
- Amazon.co.jp