『裸足で錠剤踏みつけて』1・2巻 あおば しの (赤い鉄道沿線組合) | 一次創作作品紹介&感想ブログ

一次創作作品紹介&感想ブログ

即売会などで出ている一次創作作品の感想をつらつらと書いていきます。
twitter:@tomourya
友浦劇場ブログ:空疎依存文字。http://tmur.blog47.fc2.com/
↑イベント参加情報や、イベントレポートなどを載せています。

今回はいつもお世話になっている、
赤い鉄道沿線組合サークル ( http://blog.goo.ne.jp/akatetsunet ) の、あおば しのさん(通称:ふくすけさん)の作品
『裸足で錠剤踏みつけて』1・2巻の紹介&感想をしていきたいと思います。
『信じたい。と思っていること』という作品が新刊だったのでそっちの感想のほうがいいのかなとも思ったのですが、
『裸足で錠剤踏みつけて』にはちょっと思い入れがあり、こちらを優先させることにしました。
実は、1巻の方は、友浦が生まれて初めてサークル参加した日に、購入した作品なのです。(忘れもしない2015.4.5の名古屋コミティア46にて)
ふくすけさん(=あおばしのさん)が私の作品に興味を持ってくださって、お互いに感想をメールで送り合うなど、即売会が終わっても続く非常に楽しい思い出となったのを記憶しています。
さて、そんな『裸足で錠剤踏みつけて』ですが、今回関西コミティア50にてその続編『裸足で錠剤踏みつけて2 ~37%の救世主~』を入手しましたので感想を書きたいと思います。
この作品の感想を公開するのは初めてということで、改めて1巻から書いていこうと思います。
 
 
まず目を引くのがタイトル! です!
これはツイッターでお題を提供してもらって、書いたものということです。
読み終わるとこれには驚かされます。すごく綺麗にまとまっていますし、錠剤を踏みつけることへの意味も込められていますので。
 
そして、そういった技術的なとことも素晴らしかったですが、
1巻で私が感動したのは、空気感でした。

暗くなり過ぎないんだけど、日常の中に静かに包帯が散りばめられている感じ。
死のうか生きようか悩んでいる(悩んでいた)感じが、どこか生々しく伝わってくるのも良いと思いました。こういうこと考えている人、きっと身近にもいるんだろうなと思うと、なんだかふと異世界に迷い入ったような不思議な気持ちになりました。
 
それから、「1回でも欠くとその分寿命が縮む」というシンプルでわかりやすい設定が、厳酷さを持たせていて、非常に好きでした。
1巻は全体的にさわやかで少し病んでて、静かで優しい気分になります。
 

そして2巻!
 
1巻の裏側に大きな世界観が隠されていたことが明らかになっていきます。
 
生と死の間に立たされ、別世界や大きな組織に巻き込まれていくというのは、
怖くもあり、わくわくもしますね><
 
誰にでもあるような平凡な日常があっけなく壊される感じも、
このような描き方をされるとものすごく身近に感じられます。
 
また、「余白を残している」ような、空気を大事にした描き方により、
大いなるものを感じながらも、頭を悩ませることなく、感覚的に自由になって読めました。
 

どちらもとても面白いので、ぜひ手に取ってみてください。
 

ふくすけさん(=あおばしのさん)は市民パーソナリティというラジオの活動もされているそうです。
興味が御有りの方はブログ「赤い鉄道かわら版blog」へ!