2023年6月、私の人生を変える一本の電話が入りました。

「父が、脳梗塞で倒れた」


私は頭が真っ白になり、急いで病院へ向かいました。幸い、命に別状はありませんでしたが、医師からは後遺症が残るかもしれないと聞き、これまで当たり前のようにハウスに立っていた父の姿はもう一生見れないんだと思いました。(現在はリハビリの末ほとんど後遺症もなく農業を続けています)


父には昔から一つの願いがありました。

「いつかは兄弟みんなが農業に関わる仕事をしてくれたら嬉しい」

というものでした。


これまで私はその願いに応えるどころか「自分は絶対に農業はやらない」と思って生きてきました。

それでも、父はそんな私を一度も否定しませんでした。


幼い頃から私はバスケットボールをしており、大学までは続けさせてほしいとお願いし高校・大学と親元を離れてお金のかかる強豪校に進学させてもらいました。

就職の時も「お前のやりたいことをやれ」と、いつも私の気持ちを優先し一番の味方で応援してくれたのが父でした。


わがままだった自分のやりたいことを全力で応援してくれた父の願いを、少しでも叶えたい。

その時、私は農業を始めようと決意しました。


当時、私以外の兄や姉はすでに実家の農業を手伝っていたり、それぞれが独立して農業を始めていました。


私が実家に戻り、ただ「実家の農作業を手伝う」だけでは、父が苦労してきたあの風景を繰り返すだけになってしまう。実家の農業は、いずれ長男が継ぐ予定でした。そのため、自分が必ずしも実家で農業をする必要はないと、兄弟で話し合いました。


もちろん、その時点で具体的な計画があったわけではないのですが、自分にしか出来ない新しい農業をしようと考えました。


ここから、私の農業への挑戦が始まりました。



今回はここまでになります!

次回、「農業を始める難しさと周りからの非難」


最後まで読んでいただきありがとうございました!

次回もお楽しみに!




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