前回は、巨大なハウスのスケールに衝撃を受けた話を書きましたが、さらに驚かされたのは、その内部の設備でした。

日本の一般的なハウスの常識を捨てて読んでください。


そこは、土の匂いよりも「テクノロジーの熱量」を感じる場所でした。


ハウスの中に入ると、まず目に飛び込んできたのは、見たこともない数の機械と装置。


それらが生きてるかのように自動で動いていました。


・日射量の変化で開閉する多層カーテン

・気温に合わせて動く天窓

・トマトの生育に合わせた潅水システム


人が動かしている姿はどこにもありません。

センサーが日射や温度を感知し、無数のモーターが駆動して、常に「トマトにとっての最適」を自動で作り出している。


「農業=人が動く仕事」


そんな私の固定観念は、この瞬間、完全に崩れ去りました。

さらに衝撃だったのが、それらを制御している“頭脳”の部分でした。

ハウスを制御しているパソコンを覗くと、

全てが英語でした。

そのパソコンを、当たり前のように使いこなす社員の方々。

「ここは本当に日本なのか?」

と疑ったのを覚えています。

後から知ったのですが、このハウスも、設備も、制御システムも、ほとんどがオランダ製のものでした。

日本にいながら、そこは完全に"オランダの技術圏"。

最先端の農業をするということは、世界標準のテクノロジーを使いこなすということ。


正直に言うと圧倒されていました。


この最先端農業を、本当に自分が身につけられるのか。

英語のシステムを使いこなせるのか。

さまざまな不安が頭をよぎりました。


しかし、同時に

「ここでなら、日本の農業の限界を超えられる」

という気持ちも強くなりワクワクが抑えきれずにもいました。


期待と不安が入り混じる中、私の本当の研修生活が、いよいよ始まろうとしていました。


今回はここまでになります!

次回、「機械化が進んでも体力勝負!?」

最後まで読んでいただきありがとうございました!

次回もお楽しみに!