こんにちは!
Beyond Pacific LLCのたいきです!
今日はBeyond Pacificのゴルフインストラクターとして初めてWestchester Driving Rangeでレッスンをしました。
まずは女性お二人!
天候がよかったこともありとても楽しくベラベラおしゃべりしながらレッスンをさせて頂きました。
一番最初のレッスンだったけどこれから数回でお二人とも確実にスイングを変えられるんだろうなという風に思いました。
そしてそれはきっとお二人も感じたのではないでしょうか。
後2-3回でスイングは一気に変わるだろうから彼女たちのビフォーアフター動画をお楽しみに笑(彼女たちにまだオッケーとってないので断られるかもだけど XD)
まあとにかく、楽しくレッスンできて良かったっす笑
そんなわけで今日は『Scope of Practice』という言葉に関して書こうと思います。
僕はアメリカで社会人になったので
日本にいたときの一年間
色々と日本とアメリカの違いを目にする機会がありました。
その中で特に印象的だったのが『Scope of Practice』がとても曖昧だったということ。
『Scope of Practice』とは、法律的に許されている処置や行動を指します。
例えば僕はアメリカにいたときに理学療法士になるための勉強をしていたんだけど、理学療法士になるまでにいくつか取っておいた方が良い資格があったりしました。
ある資格を持っていると、
糖尿病患者や心不全やらバイパス手術を経験した患者さんに運動療法を処方できたり
それらの患者さんの身体にペタペタ電極をくっつけた状態で運動してもらいそのときの心電図をみながら患者さんたちの運動を監視したりできます(ちなみにこれらは理学療法士のアシスタントになる人たちが取る資格って感じ)。
以前のブログにも書いた通り、これらの資格は「この資格を保有してる人はこの仕事をするだけの能力がちゃんとありますよー」っていうのの証明だったりするわけです。
逆に言えば、ある資格を持っていることによって
「この人はこの仕事はやっていいけど、これ以上のことはやっちゃダメだよ~」
というのを示していたりするわけです。
で、もしこの資格を持っていない状態で自分の資格の範囲外の仕事をしてしまった場合
『He is doing something out of scope(彼は自分のやっていいことの範囲外のことをやってるね)』
という風に言い表すことができます。
職種にもよると思うけど、こんなヤツがいたら医療やトレーニングの現場であったら速攻でクビです。
てか訴えられるだろ。
皆訴えられてとんでもない額の賠償金を払いたくなくないから
アメリカではscope of practiceのviolation(違反)はあらゆる分野であまりなされない。
と僕は勝手に思ってます。
で、僕が日本に来て特に印象的なScope of practice violationはゴルフクラブのフィッターによるものでした。
僕が日本でプロを教えていたときに、そのプロのクラブが僕にはどう考えても合っているように見えないときがありました。
う~~~ん
本当だったらPetes Golf(NYにあるゴルフ工房)でカークにフィッティングしてもらうんだけどなぁ。。
でもここ日本だし。。
日本で有名なフィッティングサービスをしてるところってどこなのかな~~~(=_=;
と悩んでいたとき、偶然プロを相手にフィッティングサービスをされているところを僕の家の近所で見つけました。
おお、ここの人達だったらいいフィッティングのサービスをやってくれるかも!と思い後日そのプロをそこに連れて行きました。
それでプロのクラブをあるフィッターの方にみて頂いたところ、
「う~んこのクラブでいいんじゃない?」と言われました。
えっ
えっ
えっ?
なにそれ??
「xxxプロもoooプロもこんな感じのクラブを使ってるし」
えっ えっ
いやいやいや
連れて行ったプロはそのxxxプロとoooプロじゃないし。
体格とかスイングとかも全然違うし。。
連れて行ったプロの見た目でなんで判断しようとしてるの??????
まあその方も僕らがお金を持ってないと思ったのかなぁ。
だから余計なお金を使わないように配慮してくれたのかもしれない。
でもこっちも必死なわけです。
結果を出すためにはまず戦うための武器を手にいれないといけないんだから。。
そこでお金はちゃんと払うから、お願いだから彼のスイングをみた上で判断して頂けないかと言って練習場でプロがボールを打っているところをみてもらいました。
そしたらその人どうしたと思う?
僕の教えているプロのレッスン始めたんだよね。
本当に意味がわからなかった。
なんでこの人教え始めてんの????????
『ツアーにでてる奴らは今、皆左1軸打法的な感じでスイングしてる。こんな感じ。さあやってみて。』
は?
なに?ヒダリイチジクダホウって??
Stack & Tiltのこと??
なんで~的なみたいな曖昧な表現でプロを教えようとしてんだこの人???
そもそもそのプロを教えているっていう人が僕で、そのプロは生活がかかってるっていうのを本当に理解できてるのか????
何を平然とscope of practice violationしてんだ?と思いました。
僕もそのプロもフィッティングに関しては素人。
だからそのフィッターのところにきたのに(本当はお目当ての人はそこにはいなくて、常駐してる人が相手をしてくれたんだけどね)。。
なんで専門であるクラブを診ないで
スイングを診る専門家の前で素人がスイング教えてんのさ。
僕にも、そして生活がかかっているそのプロにもなんのリスペクトがないじゃないか。
案の定そのプロはそのときスイングをぶっ壊されました。
でも、その人にクラブを診てもらうために我慢して2人で聞いてました。
そんでその方はそのプロのスイングをぶっ壊した後
「ま、こんな感じでいかがでしょ」
といって去っていきました。
「ま、こんな感じでいかがでしょ」
じゃねー!!!!!!!!
なんじゃそりゃああああああああ!!!!!!!
結局クラブをちゃんとみてもらえず、スイングに口を出すだけ出して去っていく。
それでクラブを診る専門家と言えるでしょうか?
絶対に NO だと僕は思います。
もしかしたらその人ではなくお目当ての人が相手をしてくれていたら違ったかもしれない。
でももうそこにはいけません。
偶然だったけど本当に素敵な出会いがあり、日本でクラブを診て頂くならここにお願いしよう!!と思っていたから今思い出しても悔しくて涙がでそうになります。
なんであんなことが許されるのか本当に理解に苦しみました。
で、最終的な結論は
「ここが日本だから。」
ということで落ち着きました。
はあ。
なんだよこの結論。
マジでクソみてぇな結論だぜ。
まあ、こんな感じで自分の範囲外の仕事を平気でする人がいっぱいいたのが日本でした。。
曖昧なのが許される世界なんだね。
で、
それを僕は最後まで受け入れることができなかった。
受け入れたくもない。
だってそれは専門家がやるべきことではないはずだから。
まあそんなわけで日本は色々とすげーなぁ。。と思いながら僕はアメリカに帰ってきたわけです。
それでこの前こっちに帰ってきて久しぶりに去年僕が帰る直前に数回教えた生徒さんとご飯を食べにいきました。
そこで僕はその生徒さんから
『やっぱり普通はそうだよねぇ。』
と思う話を聞かせてもらうことができました。
彼はPetesでフィッティングを受けてフィッターの方にこういわれたそうです。
『あなたはグリップに問題がある。そのグリップでは良いショットは打てないはずだ。』
そういわれた彼は
「じゃあどんなグリップが良いか教えてください」
と言ったそうです。
そしたらそのフィッターの方は
『グリップを治してしまったらクラブを振り上げる軌道を含め色々なことが変わってしまう。そして私はスイングを治す専門家ではない。だからグリップに関してはティーチングプロに聞いてくれ。』
と答えたそうです。
ね?
同じフィッターだけど、scope of practiceに対する考え方とか姿勢が日本とアメリカで全然違うでしょ??
これがアメリカでは普通なんじゃないかと思う。
というか、日本でもそれが普通だと思っている人はいっぱいいるはずだ。
でも、
いやゴルフの世界だけなのか???
なんでこんなに全てを曖昧にして、全部オッケーにしてしまうんだ。
曖昧な奴らが出せる結果なんてたかが知れてるじゃん。
専門外のことを知らないなら口を出すべきではないし
口を出したければその専門家と議論できる位勉強するべき。
日本にはいっぱい凄い人たちがいるっていうのにいつも驚かされる反面、
そういうしょうもないものいっぱいいるってのをこの1年で思い知ることができた。
将来の日本に、そういう曖昧な奴らが少なくなるといいなぁと思った今日この頃でした。
う~んなんだから暗い内容になっちゃったぜ。
まあいいさ。
次の記事ではカークのフィッティングについて書くからきっと楽しいはず!
お楽しみにね。うふふふふふふ。
たいき


