こんにちは!
Beyond Pacific LLCのたいきです!
突然ですが、ゴルフのインストラクターとトレーナーの皆さんに質問です。
下の動画の女の子のスイングだけど、貴方だったらどうやって向上させますか?
凄く良いスイングでしょ。
りょうちゃんっていうんだぜ。
このスイングを彼女に教えた先生たちはいいセンスしてるね。
スイングはほぼオンプレーン。テンポ云々も大好き。
でも、彼女最近スコアがでないんだって。
どうにかしてあげてよって何人のインストラクターとトレーナーさん達に彼女のスイングをどうする?って聞いてみました。
まあ~インストラクターの人たちに関してはフォームをどう変えるかっていうコメントが多く帰ってきましたね。
でも、最終的には『彼女のスイングは大体完成してるから変えてもちょっとしか良くならないだろう』っていう意見が大半でした。
トレーナーさんたちはスイングをみて、身体をスクリーニングしてから考えるという話になりました。
それじゃあもうちょっと情報を追加しましょう。
りょうちゃんは今、腰椎の分離症と戦っています。
分離症画像
(脊椎の羽が折れちゃって靭帯が固定されずぐらぐらしちゃう。)
半年前に腰をやっちゃってんだって。
もう最初は腰が痛くて歩けなくなっちゃったって言ってた。
それでTGFの谷崎トレーナーと一緒にリハビリとトレーニングやってきて、ようやく数ヶ月前にスイングできるようになったと。
でもスコアがでないから悩んでるんだって。
後飛距離も落ちちゃったんだって。
腰もだいぶ良くなったけど、まだ痛いって。
でもプロになりたいから痛くてもトレーニングと練習頑張るんだって。
さあ、貴方だったらどうする??
こんな感じでまたインストラクターの人に質問したら、ほとんどの人が固まっちゃいました。
でも、トレーナーさんたちは違いました。
怪我をした箇所について詳しく質問してきて、リハビリのプログラムやら姿勢を変えるのはどうかという議論が始まりました。
ゴルフの取り組みにおいて、
トレーナーさんたちはインストラクターの人たちとは違った視点で生徒さんをみて、対応することができます。
そんなわけで今回はインストラクターの人たちとトレーナーさんたちの話をします。
まずりょうちゃんですが、彼女は去年の12月に腰をやっちゃったとのことです。
彼女の腰痛は結構前からあったみたい。
なのですが、それを彼女の先生に言ってもそれに対処するためにどうするかということは言われなかったんだって。
彼女の先生たちは「子供は骨が出来上がってないから仕方ない」と思っていたのかな。
まあ先生が何も言わなければ子供はそれをやり続けちゃうよね。
で、最終的にやっちゃったと。。
しかし幸運にも、りょうちゃんが選んだ谷崎さんは怪我をした人のトレーニングができる専門家でした(アスレチックトレーナー、柔道整復師)。
僕はTGFでは谷崎さんがりょうちゃんのパーソナルトレーナーとして一番適任だったんじゃないかと思います。
りょうちゃんは谷崎さんと一緒にリハビリをして、数ヶ月前にようやくクラブを振れるようになったようです。
でも先ほど書いたように、りょうちゃんは今スコアがでないって悩んでたと。
練習行ったら腰が痛くなっちゃう。
バッグを担いで歩いても腰が痛い。
ラウンドしてる間も腰が痛い。
スコアでないのなんてあったりめーじゃん。
腰が痛くてスコアなんか出るかよ。
飛ばないのも仕方がないねって僕は思います。
そんなりょうちゃんを見かねて谷崎さんが僕に彼女のスイングを見てあげてっていってきました。
まあ僕の教える振り方だったら身体への負担は減るからやってみようかっていうことで振り方を変えてもらいました。
そんで彼女のビフォーアフターのスイングがこちら。
動いていたら分かりづらいけど、比較してみると何が変わったかわかるでしょ。
まあフォームに関しては別にいいんだ。
最初から綺麗だったし。
で、肝心の腰の痛みに関しては『痛い』から『違和感があるだけ』に変わってくれたみたいです。
あら。
それは上出来だね。
なぜかって?
僕はこのレッスン、めちゃくちゃ慎重にやって変化がでるかわからなかったからさ。
このスイング修正に取り組んだ時間は1時間とかだったけど、この時僕は超神経を使ったわけです。
それはりょうちゃんのスイングを直すのに色々取り組んだとき、何が彼女の怪我を誘発してしまうかわからなかったからです。
特に新しい胴回りの筋肉の使い方に関しては普通の人だったら腰にほとんど負担がかからない動きを指導したのですが、彼女の場合それですらとても怖かったです。
もちろん谷崎さんから事前に情報をもらっていたけど、それでも実際に何が起こるかわからないからね。。
出来れば谷崎さんには一緒にレッスンをみて色々と意見を聞きながらやりたかったのですが、彼女は仕事が入ってしまったので僕一人でやらなければいけませんでした。
無事にりょうちゃんのレッスンが終わって彼女が喜んでくれてるのをみて、ほっとしたって感じです。
で
その数日後、ラッキーなことにりょうちゃんがTGF内にある鍼灸院で治療を受けたことがあるという話をわかったので
そこのドクター・トミゾーととまなみん先生に彼女の分離症の詳細を聞くことができました。
彼らの話を聞き、谷崎さんそしてりょうちゃんの話を聞いた上でようやくりょうちゃんに何をやっていいのか、やっちゃいけないのかということを把握でき
それを考慮にいれたレッスンをその次の回からできるようになったって感じです。
りょうちゃんみたいに頑張ってる子の腰痛を良くしてあげようと思って
ダメでしたー or もっと悪くなっちゃいましたー
なんてことはあってはならないことです。
あらゆるスポーツ指導の現場で、怪我は予防されるべきだと僕は思います。
完璧に予防はもちろん無理だけど、その努力はするべきです。
りょうちゃんのように、
『将来アメリカでプロになるんだ!!』といって夢に向かって勉強もゴルフもトレーニングを頑張っている子供の夢を潰すようなことは絶対にあってはいけない。
スポーツインストラクターの仕事は皆にスポーツを楽しませるのが仕事なのに、
僕たちのミスリードで子供達に怪我させちゃダメでしょ。。
なので、りょうちゃんのようなジュニアの怪我はこれから減らしていかなければいけません。
そしてその助けとなってくれるのがトレーナーさんだと僕は考えています。
例えば僕もトレーナーの資格を持ってるけど、トレーナーの資格って効率的で安全なトレーニングができますよっていうだけのモノではないと考えています。
どこの団体のトレーナー資格にもよると思うけど、トレーナーの資格って医療系のことも必ず勉強しないといけないんです。
例えば、何々っていう薬を接種してる人は平成時の血圧やら心拍数やらが運動中どのように変化してしまうだのこのような病気の履歴がある人は~な運動をやってもいいけど~な運動はやっちゃダメだとか。
そういう医療系の知識がないと、トレーニング中に自分のお客さんのことを殺してしまうかもしれないからトレーナーさんはそういうところもちゃんとわかっていなければいけなない。
資格を持っている人は、ちゃんと解剖学、生理学、運動生理学、運動機能学、メディカルな分野の知見やらを持ってクライアントが安全にトレーニングできているかを『監視する能力』があるっていう証明でもあるのです。
上に書いた解剖学~運動生理学なんて、インストラクターの人たちだったら勉強してない人がほとんど。
仮にPGAやらの講習会で勉強したことがあったとしても、そんなのすぐ忘れます。
よほど自分の仕事に情熱があって学んだことを独学でもどんどん勉強し続けて、かつその専門分野の人と議論し続けないと覚えていられるわけがない。
一番理想なのは専門学校に入って勉強し直すことだと思います。
勉強して、テスト受けて、いい点数とってって感じで苦労しないと学習しないから。
その次が本屋さんに売っている『よくわかる!解剖学』みたいなのでなくて学校で使われているようなちゃんとした教材で勉強することだと思うけど、
時間的にも金銭的にもそれができない場合は
信頼できるトレーナーさんを自分で見つけて一緒にお仕事した方が断然お客さんの怪我のリスクは小さくなるし、もしかしたらゴルフのパフォーマンスを上げられる可能性があります。
なので、現在より良いティーチングプロを目指していて運動科学やらに精通していない人はトレーナーさんと組むことをオススメします。
りょうちゃんのビフォーのスイングみたいにメチャクチャかっこいいフォームを教えられるハイレベルなインストラクターですら、怪我のリスクを見落としまくってるポイントがいっぱいあったりするのが現状なんだ。(これは日本もアメリカも共通ね)
自分の得意分野でない分野で他の人に教えを乞うことや、助けを求めることは恥ずかしいことじゃありません。
自力でできないかもと思ったインストラクターがいたら、協力してくれるトレーナーやドクターを探しましょう。
何も動かないで、今まで通りただなんとなく指導してて子供たちを怪我させる方が恥ずかしいことだから、指導中の怪我について考えて答えを出せなかったインストラクターの人たちはトレーナーさんたちと組むのが良いと思います。
インストラクターの人たちは、ちょっとそこらへんを考えてみてください。。
そんなわけで今回は説教くさい内容になってしまったのでちょっと良い話題に変えましょう。
りょうちゃんなのですが、
一ヶ月ちょい前くらいに教え始めたわけです。
飛ばしの要素を彼女のスイングにちょっと組み込んで腰への負担が少しなくなって
クラブを振る軌道を変えたらアイアンとドライバーの飛距離が伸びたって喜んでました。
だけど夏休みが始まって試合が始まると、やっぱりバッグを持ち上げるときとかに腰が痛くなっちゃうらしく、スコアも70代後半になっちゃって凹んでました。
てか
そもそも腰が良くなっていってる最中なんだから無理しちゃダメ、リハビリだと思って気楽に試合を楽しめ!とアドバイスをして
『はい!わかりました!!』と答えてくれましたが、
「きっとまだ試合の結果にこだわっちゃうだろうなぁ」と考えていました。
そしたらその数日後に彼女から
『今日、試合で優勝できましたー!』と連絡がありました。
えっ?結果だすの早くね?笑
まあとにかく良い報告が聞けて良かったです.
彼女は久しぶりのアンダーがでたのがとにかく嬉しかったって言ってました。
嬉しいからもっとトレーニングも練習も頑張るとも言ってました。
数日前まで凹んでたのに、勝手にまたやる気MAXなってくれました笑
ゴルフを心から楽しめる子は、痛みなどの制限がなければ伸び伸びプレーして勝手に上手くなってってくれます。
頑張るゴルファーの躍進を止めないために、それを指導するインストラクターは考えうる怪我の予防に全力を尽くしましょう!
ちょっと強引な話の落とし方だけど、今回もオチが思いつかなかったので今回は以上にさせて頂きます。
ここまで読んでくださってどうもありがとうございました!
P.S.
りょうちゃん、頑張ってアメリカにいくぞ!
超HOTな、藍ちゃんみたいなゴルファーになるんやー!!笑
たいき





