ヴェルギナの古代遺跡(Archaeological Site of Aigai)は、ギリシア共和国の中央マケドニア地方に属するピエリア山麓のヴェルギナ近郊にある古代遺跡です。アレクサンドロス3世(アレキサンダー大王)の父フィリッポス2世は、この街で護衛のパウサニアスに暗殺されたとされており、1977年にギリシャ人考古学者マノリス・アンドロニコスが、神殿のような外観を持つ、当時のまま残された精巧な「フィリッポス2世の墳墓」を発見しました。墳墓からはヴェルギナの太陽が描かれた「黄金の骨箱」や「黄金の冠」の他に、武具、装飾品、完全な形で残されたマケドニア絵画などが次々と発掘され、現在、そのままの形で博物館になっています。ヴェルギナの古代遺跡は、CNNの選ぶ「世界10の訪れるべきUNESCO世界遺産」の第2位にも選ばれています。

 

 

 

 

 

入場料は12ユーロ(約1560円)です。

 

 

 

世界遺産のプレート

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

墳墓がそのまま博物館として使われ、地下にアレキサンドロス大王の父フィリッポス2世の墓と子供アレクサンドロス4世の墓があります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

墳墓の周辺にあったザクロ。

 

 

ザクロはギリシャ神話にも登場します。

 

 

 

 

 

 

 

 

墳墓(地下博物館)の入口。内部は写真撮影禁止になっています。

 

 

 

 

墳墓内では発掘された数多くの貴重な副葬品を見ることができます。完全な形で残されたマケドニア絵画や彫刻、武具や装飾品は圧巻の美しさで、紀元前にこれほどのものが作られていたことに驚かされます。

 

 

 

出口