生涯音楽を楽しむ
2歳の天才児と、
自分で考えて行動できる18歳、
どちらがいいですか?
やる気スイッチの入れ方
何も動かさなかったら何も動きません。
物理的に力点を加えれば物は動きます。
心も同じ
少し動かす手伝いをしてあげれば、結構動くようになるものです。
やりなさい。ではなく、
やってみよう。そして一緒にやってみる。
やれると面白くなって、結構自らやるようになります。
ということで、反抗期を迎えた10歳の子供にはレッスン室の隣にあるアップライトの2畳ほどの小部屋で練習してもらいます。
これが結構集中できるのです。
こちらも少し音が漏れてくるので、きちんとやっているかどうかの確認もできます。
でも子供は聞こえないと思っているんです。笑っちゃいます。なるべく、いちいちこうしたら!ああしたら!のとは言いませんが、お子さんの心模様が見えるので、できたときには賞賛します。
おうちですとスマホがあったり、ゲームがあったりと色々と誘惑が多いので、練習室にこもると言うのは集中できるチャンスではあります。
何年も前の事でしたが、本人とても集中力がきれて、イタズラしたかったのでしょう。
すごく後になってから気づいたことなので、誰がやったかはわかりませんが、
ピアノ鍵盤の横の部分に全て赤鉛筆で塗られてしまったこともあります。
気持ちはわかります。
そういう私も小学1年の時、
母親にうるさく練習のことを言われ
頭に来て、ピアノの譜面台をかじりました。
とても歯が痛かったことを覚えています。
そしてピアノにあたったことをとても申し訳なく思っています。
苦い思い出です。
とは言え、成長するその年はその時にしかやってきません。1つの物事を達成するために、一生懸命やれる力、考える力、想像する力を育てて行きたいのです。