都合のいい話 | 名探偵クドオの『探偵物語ソリューション』

都合のいい話

今日、昼ごろ相談電話が来たんですが、これがの都合のいい話。


いきなり弟子にして下さい。


という電話だった。


何故弟子になりたいか?


最近、友人に頼まれてある調査を独自でしたそうな。


それがたまたま成功したから、自分に探偵の才能あるんじゃないかってね。


探偵なんて想像力が豊かであれば、訓練次第で誰でもなれる。探偵事務所の従業員ならね。


しかし、その調査がたまたま成功したからって万事が成功するとは限らないよ。


社員にして下さいならまだしも、今時弟子にして下さいとは・・・


現在は個人情報保護法なんて滅多やたらと個人の情報を掴むことができない世の中、


その殆どが各探偵社の機密調査によって分かる。


現在の探偵社はその殆どがどこか大手の支配下にあり、その母体から有料で個人情報を入手する。


そこから手掛かりを見つけ出し、行動調査で割り出すのが通常である。


たまたま知り合いの依頼を見つけ出したからと言って、何でも調べられることはないのだ。


何が言いたいかというと、現在の探偵は、大手の社員になるか、どこかの大手の代理店になるしか手がないのだ。


ひと昔もふた昔も前のようには行かないのが現状である。


しかし、一度開業すればやり方次第でいくらでも稼げる世界。もし本気で探偵になりたいのなら、どこか大手の代理店になることを勧めよう。


一応私もある調査会社の代理店研修の講師であるので、紹介しようか?と言っておいた。