いま自宅でゴロ寝しながら病床でこのブログを書いている。

窓の外の大樹を見つめながら、

「あぁ、この最後の一葉が落ちたらワタシも...」




ちゅーか、落ちた(死)


ライド後はあまりの疲労度に免疫力が低下し、娘から感染し潜伏していたと思われるアデノウイルス(感染症。医者に言わせると夏のインフルエンザみたいなもんらしい)が発症し発熱。関節がメチャメチャ痛くて怠くて廃人寸前...。
病院で点滴を射って仕事をサボる事になった。




今回初参加の「せきサイクル・ツーリング2018in津保川(ロングコース 約100km)」を振り返ってみると、結論的にはこう言える。

「せきサイクル・ツーリング2018in三途の川」
自分の力量に見合ってない生死の境をさまようなデスライド

もう本当にツラかった。。登り区間が目の前に現れるたびに泣きそうになった。
登り区間では遅れを取り、待って頂いたりと大変ご迷惑をお掛けしました。スイマセン...。


今回、仲間内も参加しており、彼らのブログもどうぞ。

O(オー)レーシングとしさんのブログ


コースマップ
イベント名通り、岐阜県関市の辺りを走る。基本的に交通量も少なく、よく考えられたコース。


高低差
獲得標高1,000m強。序盤にパンチの効いた登りが2つある。ここで心身共に破壊されて、後半のちょっとした登りもキツくなる。




5/20(日)5:15
いつも通り、サーバント2Go Matsunamiがクルマで迎えに来る。会場まで少し距離もあるのでトランポ。
途中で同じく会場に向かうであろうトランポのクルマが赤点滅をノンブレーキで突っ込んできたセダンに当てられるお気の毒な事故に遭遇。
(多分DNSだろう...。)


6:15 会場に到着。

メイン会場となる上之保温泉ほほえみの湯 特設グラウンド。
晴天に恵まれた。


事前にチームメイトのHiroki Ishikawaが「今回はハァハァしたいから、早めに受付済ませてバイクをスタート地点に並べようぜ。エヘッ。」と変態的な事を言っていたので、バイクを持って受付へ向かう。
するとスタート地点には既にバイクが3列(7〜8台)ほど並べられており、「ああ、こういう事か。」と思いながら3列目に並べた。
受付を済ませて、スタートまでしばらく時間があったのでチームメイトや仲間内と話す。


左から変態のHiroki Ishikawa、SHUTAくん、サーバント2Go Matsunami、RYO YANOさん。


ゆるキャラおるやーん。


続々と参加者が集まる。今回参加するロングコースは350名。


新しいヘルメットとサングラス(サガンも使用する”100%”のサングラスはワタシもほひー)で登場したNob coriverさん。
撮られる事を意識したドヤ顔やw 


主催者によるイベントの説明や来賓の挨拶などが終わり間も無くスタート。

あくまでこのイベントはタイムや順位を競うものではないので(センサーによるタイム計測は無い)、先導者のペースに従って走る。
(しかし、事前にHiroki Ishikawaがハァハァしたいと言っていたように どうも第1グループはペースが速いのが通例らしい)

第1グループの内訳(計10名)
•先導者:名岐ベンド(実業団登録チーム)のお2人(聞くところによるとトップレベルの方々のようだ)

•セキサイのお2人(地元チーム。お名前分からずスイマセン)

•オーレシングとしさんともうお1人(お名前分からずスイマセン)

•RYO YANOさん(お仲間)

•西美濃PEDAL MONSTERSのK原さん(最近ご一緒する事が多い通称”ペダモン”の代表)

Team Kobatoより
•SHUTAくん
•Hiroki Ishikawa
•2Go Matsunami
•ワタシ(No.3)

(Nob coriverさんを第1グループに引き込もうとしたが逃げられたw)



定刻になりスタートが切られた。

まずは第1CPの上之保生涯学習センターまでの20km。

基本的に縦列走行。ワタシは控えめな性格なので後方で走る。
スタートからスピードは35〜40km/h巡航。しかし、集団の後方は空気抵抗が少ないのでかなり温存出来て楽に走れる。
おまけに先導者が常に最前列で走ってくださるので特にローテーションも無く平和に距離を重ねていく。

「確かに良いペースだけど、これなら温存していけばついていけるな〜。」

と安易に考えていたのも束の間。次第に景色は山の方へ。
坂が現れる。
すると暗黙の了解なのか、隊列が崩れ皆が一気に凌ぎを削るように登り始める。

出遅れた感もあったが、それよりワタシを除く全員が速い。
としさんは一気にスピードを上げてダンシングでごぼう抜きして先頭に躍り出ていく。先頭はとしさんとSHUTAくんの争いか。

先頭はあっいう間に視界から消えて後方でもがく。気がつくと最後尾で必死でペダルを踏んでいた。
ヘロヘロになりながら登っていくと、頂上で皆が待っていてくれている。
内心ホッとしていたら、ワタシの姿を確認したら、そそくさとリスタートしていく。

休む暇が無いのだ。


「こっ、こりゃヤヴァイ...(鼻水)」

下りもペダルを踏んで必死に追い付く。
何とか集団に戻るが、またひとつ登り。


「ヒッ、ヒィィーッ!(狂)」

ここでも苦しめられた。
ここでも皆から遅れたが何とか合流。
残りは平坦で脚を休める。

第1CP到着(20km地点)上之保生涯学習センター


スタッフの方がお出迎え。癒されるわぁ。


ゆずのジュースとゆずようかんをいただく。身体に沁み渡った。


「最初からこんなペースで走って良いんかな...。」

なんて思っていると、先導の方が既にバイクにまたがっている。

先導者「さぁ、行きますよ〜。」




え゛え゛っ、も、もうすか..?
ものの2、3分ですぜ?


周りは意外と驚く事もなく「もう時間か。」てな感じでスタートしていく。
ワタシも慌ててバイクにまたがり、既に先行している集団に追い付くためダッシュ!

合流して脚を休めながら考える。
そして悟った。
事前に聞いていた情報だと、先頭集団はデスライドだと。その意味が分かった。

このキチガイじみた修羅達(先導者含む)によってセレクションにかけられ、力無き者はふるい落とされていく。

過去にも修羅の国へ迷い込みそうになった時があったが、間一髪セーフだった。

が、今回はアカン...。














修羅の国へ迷い込んでもた(気絶)!!

北斗の拳はこんな時うってつけだネ❤︎
先頭集団のメンバーが全員こんな恐いキチガイオジサンに見えたよ(震)。。




依然としてペースは速い。こりゃサイクリングじゃねー。レースだ。レース。
心の中でそんな事をつぶやきながら走る。

そして多分今回一番の登りに突入。
気合いを入れつつ、でも自分の出せるパワーを見ながら一定でペダルを回す。
最後尾辺りを走行してたと思ったが、気付くと先導者の方1名が後ろから登ってくる。名岐ベンドさんでもトップレベルのN原さんだと思う。脱落者がいないか確認でもしてたのだろう。
ワタシを笑顔でねぎらいながら爆速で抜いていった...。いやー、本当にプロレベルの走りは凄い!

頂上に待っていてくれる集団が見えた。そして先導者がワタシを確認した途端、走り去った。







ウォーイ!もちっと待たれぃ!



頂上に到着するも、既に集団は先に行ってしまったので休む事も出来ずに下る。なんちゅーツラさ...。

下りで脚と心肺を休め、平坦は単独で前を追う。


第2CP到着(34km地点)上之保行合公園

ワタシの後にペダモンのK原さんが入ってきた。
彼もヒィヒィ言わされたのだろう。


マドレーヌとスポーツ飲料をいただく。マドレーヌに口の中の水分を持っていかれて窒息しそうになった。



トイレに行きたかったが、スタートするとの事なので我慢。

相変わらず後方で展開。脚を休めさせてもらうが、右脚のふくらはぎが攣り始める。

気付くと、オーレーシングのとしさんの相方がいなくなっていた。どこで脱落したのかすら気付かない疲労っぷりだ。

ペースが速すぎて中々写真が撮れない。


メインの登りは終了したとの事で少し安心。


第3CP到着(50km地点)お宮の清水

ここで昼食。

木陰で地べたに座りながら修羅達と昼食を共にする。
至って元気に見える。恐ろしいわ!


朴葉寿司とキュウリの浅漬け(?)をいただく。はっきり言って食欲は無かったが、何とか腹に詰め込む。


楽しいはずの昼食タイムも10分位で終了!


早いって!食後のコーヒーは?


ここからしばらく記憶無し。

2Go Matsunamiもちとシンドイようだ。


途中、第2グループに甘んじたNob coriverさん
とすれ違う。笑顔で手を振る。


第4CP到着(65km地点)上大野集会場


記憶無し。どうやって走ったんだろう。。

セキサイのお2人、としさん、RYO YANOさん、SHUTAくん、Hiroki Ishikawaは安定の走り。流石である。
ペダモンのK原さんも登り区間を終えて復活してきた。
先導者含む11名で距離を重ねる。


第5CP到着(73km地点)関市役所前

若いお姉ちゃん達に癒される。地元の学生さんかな?ありがと様です!


談笑する修羅の国の住人。


左の先導者お2人が修羅の国の首謀者である事に気付き始めるw


第6CP到着(91km地点)道の駅 平成

途中の軽い登り区間で離されながらも何とか大きく遅れる事無く食らい付いて行く。
あと少し。


参加者サービスのソフトクリームを注文する変態Hiroki Ishikawa。


ワタシはヴァニラとイチゴと迷って後者をチョイス。
美味しかった。



ここでも数分のレストの後、スタート。
残り10km弱。


この辺りになってやっと気付いたが、後方にいると各所でインターバルが掛かり非常に疲れた。

あっという間に集団との距離が開く。もう脚は無い。気が付くと2Go Matsunamiとワタシの2名。
ヤツも疲れているのかペースが上がらない(後で聞いたら脚が攣っていたようだ)。仕方無くワタシが最後まで前で走る。

もう残すところ1kmを切る。
最後の最後で道を間違えてUターン。
スタート兼ゴール地点の坂を登る。
ゴールが見えた。後ろを振り向くと2Go Matsunamiがいない。瀕死だな、こりゃ。
ゆっくり漕いでヤツを待つ。せっかくここまで一緒に走ってきたので。

ゴール!

ペダモンのK原さん、ナイスな写真有難うございます!


先頭集団から遅れる事、数分。
でも何とか8-9番目に帰ってこれて良かった。


時計を見るとまだ昼前!
100kmライドは午前中で完走可能という事が分かったww


完走者とねぎらいの言葉を交わす。

左からSHUTAくん、ワタシ、RYO YANOさん、2Go Matsunami、としさん。
変態Hiroki Ishikawaはエイドでメシを食ってた。どんな食欲やねん!w

セキサイのお2人、ペダモンK原さんにしっかりとご挨拶が出来なかったのが残念。また機会があればよろしくお願いします!


帰りにチームメイトのSinobuさんの経営する中華料理屋さんで昼食を...という案もあったが、全く食欲が無く帰る事にした(また食べに行きますネ!)。


完走証と各CP通過の証となるスタンプカード。


【総括】
•先頭集団は心身共にかなり追い込まれるキツいライドであったが、達成感は高い。
•集団内にいれば安心という事はなく、前方、後方でそれぞれメリット、デメリットがあり、今回はデメリットであるインターバルを嫌という程経験させてもらえた。
•走力、その日のコンディションをしっかり見極めて、自身に合ったカテゴリーで走る(今回の集団内では間違いなく1番下のレベルだった)。



また来年も走るような事があれば上記を踏まえて参加したい(今はそんな気が起こらないが...)


最後に主催者、スタッフの方々、一緒に走ってくださった修羅の方々、お疲れ様でした。
そして有難うございました。


【今回のデータ1】
平均速度は30km/hを下回った。残念。
平均パワーは脚を温存させてもらえたので低い。パワーウェイトレシオも2.7倍と低い。


【今回のデータ2】

TSS(トレーニング ストレス スコア:疲労度みたいなもん。1日で回復する目安の数値は150)は300超。そりゃシンドい筈だわ。




おわり