
二つの意識の共存状態
5分だけ銀行にいて、あとは一日中、市場にいます。このくらいの割合でいいのです。私たちは一日中瞑想しているのではありません。私たちは瞑想から出てきて、そのすっかりさわやかになった状態で活動に従事します。たくさんの活動を行います。そして、夕方になるとまた戻ってきます。夕方にまた何回か内側に飛び込んで、それから夜の間、また瞑想から出てきます。
これは神経系を養うためです。神経系を活動から退かせて、「存在」すなわち純粋意識を生み出すあの「安らぎに満ちた機敏さ」の状態のなかで完全な休息を与えます。それから、また神経系を活動にさらすのです。
活動から最小の活動へとこのように行き来することによって、神経系は、すばやく目覚めの状態に移動したり、すばやく純粋意識の状態に移動したりする習慣を獲得します。
このように物質的な構造をすばやく変化させることによって、神経系は、それが目覚めの意識状態を反映しているときにも、それと同時に、純粋意識をも反映し続ける、という能力を得るようになります。
こうして、二つの意識状態が同時に反映されるようになります。人は、目覚めていても、夢を見ていても、眠っていても、至福意識を持続的に生きるようになります。
深い眠りの状態にあるときにも、内側ではっきりと目覚めています。体も心も、すべてが完全に休息しています。深い休息です。体は完全に休んでいます。しかし、内側では完全に目覚めているようになるのです。
活動しているときには、活発な活動に従事しているのですが、至福意識という揺るぎない基盤をもつようになります。
人は目覚めの意識と純粋意識という二つの意識状態を同時に生き始めます。これは「宇宙意識」と呼ばれています。
この宇宙意識の状態にも、それに対応する神経系の状態があります。その状態では、神経系は純粋意識を失いません。至福意識の中の、あの「安らぎに満ちた機敏さ」を失うことがありません。
神経系は、目覚めの状態で活動の領域に関わっているときにも、夢を見ている状態で錯覚的な経験の活動に関わっているときにも深い眠りの受身的な状態に関わっているときにも、至福意識を反映するあの「安らぎに満ちた機敏さ」を失うことがありません。
神経系は、相対的な意識状態のどのような状態にさらされようとも、至福意識の絶対的な状態を維持するようになるのです。
人が目覚め、夢、眠りのどの相対意識にあろうとも、神経系は至福意識を反映する「安らぎに満ちた機敏さ」に永遠に確立されています。このような生命の状態が、宇宙意識と呼ばれる状態です。宇宙的(コズミック)とは、すべてを含んでいるという意味です。この場合、すべてを含んでいるとは、相対的な意識状態と絶対的な意識状態の両方を含んでいるということです。三つの相対的意識と一つの絶対的意識が一緒になった状態、これが宇宙意識です。続く(「聖なる意識の目覚め」より)