わたしの実家で
主人とわたしと、第一子と父と4人の生活が始まったのです。
しばらくして第二子を妊娠して出産し
わたしは二児の母になりました。
わたしにとって子供たちは
とても愛おしく守らなければいけない大切な存在でした。
そう感じると同時にモヤモヤと
なんだかイヤな気持ちが心の奥底から
ポコンッポコンッとわいて出てくるのを感じました。
子供たちが幼稚園へ通う頃…
子供を起こして
たいしたご馳走までは作れないにしても
朝ごはんを用意して
食べる側で準備をして園まで送り届け、先生へ託し
寂しげな子供の視線を感じながら後ろ髪を引かれる思いで家に戻り家事をして……
わたしが幼稚園のころ
目覚まし時計の音で自分で起きて
自分で食パンを焼いてマーガリンをぬって食べて
歯を磨き、顔を洗って
制服に着替えて
園まで1.5キロ、大きな片側2車線の国道を
手をあげて渡っての道のりを1人でトロトロ歩いて行ったなー。
継母は低血圧だからが口癖で
朝は起きて来なかったな。
1人で起きて準備して幼稚園へ行くことは
当たり前ではなかったんだと気付いた。