山小屋みたい
と敬遠する方もいるようですが
私はその素朴さに
魅力を感じます
部分使いなどと言わず内外装すべて
板張りにしたい。板張り愛です
本当は柱から内壁まで全て杉板で構成する
板倉構法にしたかったのですが
設計から完成まで時間がかかることや、予算的に厳しいことがわかり、泣く泣く断念
(施工実績のある工務店に話を聞いてみました)
ある種の特許的なものらしく
設計できる人も限られているとのこと。
=設計者の作品になりがちで、間取りなど、制限を受ける可能性も
そこで、今後は板張りを要望の軸とすることで妥協しました。
板張りは、外壁としても内装としても
優れた特徴をもっており、熱烈なファンがいます。
「外壁」
杉板の外壁は 最もコスパに優れた素材です。(多分)
①天然の木の持つ風合いが最高
色落ちしたり、黒カビに侵されたとしても、経年美化と捉えられる自然素材の持つおおらかさが杉板にはあります。
私の実家も正面が杉板張りですが、40年間無塗装でノーメンテ。
程よく色落ちし良い雰囲気です。
共に歳をとっていく、それが味わいになる唯一の外壁。最高です
②メンテナンス性が最高
そもそも劣化し辛い素材のため、ノーメンテでも35年いけてしまう
もし一部傷んでしまった場合でも、その部分だけを交換できる。廃盤のリスクがほぼない。しかも安価。
縦に張るか、横に張るかによってもメンテナンス性は変わってくるそう。
また好みで気軽に塗装可。
色々な保護塗料が販売されています。
もちろん保護塗料なしという選択も。
我が家は塗装なしで40万円くらいコストカットしました。
シルバーグレーの飾らない美しさ大好きです
③補助金
私の住んでいる自治体では、県産の木材を使用することで補助金をもらうことができます。
木の外壁にかかる材料費のおよそ半分を相殺できたのでお得感が半端ないです。
「内壁」
①香り
天然の木だけが持つ香りが家を包みます。科学的にもリラックス効果があることも証明されています
②調湿
木の細胞は切り倒された後も空気中の水分を吸収、放出を繰り返すそうです。
その時々で最適な湿度に調整してくれる優れものです。
また、木材は断熱性も非常に高く、家の性能にも貢献します。
③傷や汚れへの圧倒的耐性
壁のある程度の高さまで板張りにすれば
子どもやペットが傷や汚れをつけても目立たず味わいとして昇華するおおらかさ
どうにもならない汚れでも、表面を少し削れば大丈夫!!!!カナ
これからのこの国の森林保全
安定的な木材の普及を目指す上でも
板張りの家を強くおすすめしたい
タモロプでした。