出産後、麻酔で足がガクガクだったので
そのまま分娩台で休ませてもらってた。


ちょうどその日は3件の計画出産が入っており、
同じ時間に促進剤の投与を始めたのだが、
一人は10時半ごろに出産した。
4人目のお母さんだったらしく
毎回超スピード出産らしい。

次に私が昼過ぎに出産。

分娩室には2つの分娩台があるので
3人目の妊婦さんが破水して
隣の分娩台に運ばれてきた。

助産師さんからもしかしたらお産が隣で
始まっちゃうかもと。


カーテン越しに回復中の私と
まもなく出産を迎える妊婦さん。


私、和通分娩なのに「痛い!痛い」言ってましたが、
隣は静かに陣痛に耐えている。


静かに息み、出産に向けて頑張ってる。
私も小さな声で「がんばれー!」と
応援しながら経過を見守ってた。

先生も来て、いよいよ生まれそう。

ご主人が立ち会い希望だったらしく、
呼ばれてご主人も入室したようだ。


そして最後の踏ん張り。
でもうまく出てこなくて、ガタイのいい助産師さんが
ウォーミングアップ始めた。

次の陣痛で上から押し出すようだ。


そして最後の息み。
つい1時間ほど前に私が経験したそれが 
今、まさに隣で行われてることを想像して 
心の中で「がんばれー!もうすぐだよ」と
先輩風吹かせながら祈ってたら

ウギャーーーー
ウギャーーーー

産声聞いて、私、泣く。

きっとこの喜びを夫婦で噛み締めたいだろうと思い、
隣で気配を消して泣いた。

ついつい嗚咽が漏れてしまった。


すると隣から笑い声が。

先生とご主人と助産師さんたちが
隣で感動する私の嗚咽に笑ってる。

奥さま、小さな声で
「ありがとうございます」と。


勝手に立ち会っちゃってすみません。。


2日後、沐浴見学で3人一緒だった。
みんな、男の子を出産したことがわかった。
比較的年齢も近く、同じ日に出産した共通点から
すぐに仲良くなりいろいろお話しした。

一人目のスピード出産ママは
男の子四人の母だった。

私が出産に居合わせたママは
一人目が10才の女の子。
10年ぶりの出産とのこと。

その方に
「出産のとき応援してくれてありがとう
   うちの主人が笑ってた」と。 
……謝っときました。

お祝い膳も一緒でした。
どれもこれも美味しくて
何から食べようか迷うレベル。

明日はクリスマスディナーなので
これも楽しみ。

あと3日で退院だけど、
こんなにゆっくりできるのは今だけだろうなぁ~。

最後の日は赤ちゃん預けて
ゆっくり寝よう。