自民党総裁選、福田氏が330票、麻生氏が197票で、福田氏が第22代自民党総裁に選出されました。
(予想されていた数字と比べて、この数字が圧勝と呼べるかどうかはわかりませんが圧勝とも言われています。)
参院選の大敗、安倍氏の退陣、今回の総裁選と話題に事欠かない自民党。
こういったマイナスの話題をきっかけに、実際に国民の政治への関心が高まっているのならば、それはそれでプラスの効果もあるのかもしれない。
自民党にとっても、この『総裁選』で『大敗』や『退陣』のマイナスを、プラスとはいかなくても、多少煙に巻ける感がある。
上り調子だった民主党にとっては、もしかするとブレーキになったかもしれない。
『政権のたらい回し』と批判しても、今回は(安倍氏の体調問題もあって)仕方ない感があるからあまり説得力がない。『政権のたらい回し』は確かに国民の意志ではないのは事実なのだが…
しかも選出された福田氏は(イメージ的に)そつの無いキャラクターで、安倍氏や麻生氏よりも攻めにくそうに思われる。
日本は政権交代に向かうのか、福田氏の言う『党の再生』により自民党政権が続くのか、国民としては関心を持たずにはいられない…と言いたいところである。
が、『政界』という言葉があるように、どこか別の世界のようで、こちらで叫んでも向こうには届かない感がある。
『向こうの世界』での争いを見ながら登場人物に肩入れしたり、文句を言ったりで、そこにリアリティーが感じられない。
まるでコントローラーを持たずにゲームを見ているようだ。
さて、今回の『福田政権』、国民の誰が望んだものか。
(もちろん、素直に望んでいた方もいるとは思いますが、)結局は『向こうの世界』のコントローラーを握った『大物たち』が糸を引いた結果のように見えてしまう。
小渕政権の後継として成立した『森政権』、国民の意志とは関係の無いところでの政権成立、あの時と同じように思えてならない。
この時期に、この状況で、総裁となって『党の再生』を掲げる福田氏に対しては決してマイナスの印象は受けないが、福田氏を総裁に担ぎ上げたものが、見え隠れして、そこに国民の意志よりも大きな力が働いているのではないかということに嫌悪感にも似た複雑な思いを感じてしまう。
『麻生クーデター説』が、どこから流れてきたのか。
この時期に、こういう形での安倍氏の退陣が、麻生氏にとってプラスに働くとは思えない。
「麻生クーデターかと思っていたら、実は福田クーデターだった」という飯島氏の言葉には重みがある。
福田氏にその意志がなくとも、党内にはそう感じるほどの動きがあり、その動きを指示する者たちから『麻生クーデター』説が出てきたのではないだろうか。
小泉氏が『ぶっ壊し』かけた自民党はどんな形で再生するのか。
『旧い自民党』に戻るだけなら、(今のところはまだ決め手に欠ける、あるいは攻めあぐんでいる)民主党に政権を奪われるだろう。
僕たちは、『選挙』だけで繋がった『向こうの世界』に、何とか『選挙』で、『清き一票』で、『声』を届けるしかない。
そして、それが真に届いたとき、『向こうの世界』ではなくなる。
全ては『選挙』からはじまる。
政治は、本当は『向こうの世界』であってはいけない。
何かしてもらうのを待ってるだけでは、いつまで経っても変わらない。
『何もしてくれない』と怒るのではなく、『何かさせよう』と動けばいい。
本来、コントローラーは国民一人一人の手にあるはずだ。