下山前、頂上ですでに体は冷え切っていました。
追い討ちをかけるように雨
が服や手袋や靴を濡らします。
さらにそこに風が吹きつけ、
だんだん体が震えてきていました![]()
5m先も見えないほど視界も悪くなり、
聞こえてくる音は、
『ゴォーゴォー』 という風の音と体にうちつける雨音のみ。
そんな中、登山する人が多いはずもなく(それでなくてもシーズンオフ
)、
まるで富士山に自分たちだけしかいないかのような孤独感にも襲われます。
とにかく標識を確認しながら降りていくしかない。
時々霧の中から現れる人たちと、もう挨拶を交わす余裕もない。
ぃゃ、挨拶をしてもお互い雨音と風の音で聞こえない。
文字通り下から吹き上げてくる雨![]()
雨が下から降ってくるなんて経験もなかなかできない。
下り坂、追い風の時はひざへの負担が激しく、
向かい風のときは、進まない、見えない( >Д<;)
時折、男の僕でも一歩下がってしまうほどの強風![]()
8合目の山小屋がなかったら、
僕の命もなかったかもしれない(・_・;)ウン、マジデ…
8合目の山小屋で少し体を温めさせてもらいました。
その時、その山小屋で流れていたTVニュースで、
『高槻(大阪)で熱中症』の話題![]()
え、関西(ってか下界)はそんなに暑いの![]()
手足を震わせてる僕にはまるで外国のニュースのようでした…
8合目から5合目までは現在(9月)あいている山小屋がありません。
もう後は、とにかく下るのみ。
暴風雨
で景色が見えるはずもなく、
まるで我慢大会(;´∀`)
とにかく、雨と風の中を下る下る下る…
『かなり進んだ
』と思って標識を見るとまだ500mしか進んでなかったり(-。-*)
恐るべし…富士山![]()
5合目が近づいてきた頃には膝がワラッていました。
最後の2kmは特に遠く感じました。
ただ、下に近づくほど気温がマシになり、
容赦なく体力を奪っていく寒さとの闘いはなくなっていきました。
それでも降り続く雨のせいで、冷え切ったからだが温まることはなく、
とにかく、『一刻も早く着替えたい
』という思いでした。
5合目に戻ってきて、
服を着替えられたときに、
はじめて充実感と達成感を得られました(*´∀`)
頂上ではそれどころではなくなっていたので…
と同時に、痛烈な眠気に襲われました。
そしてその日の夜には、筋肉痛が始まっていました。
やはり、
恐るべし…富士山![]()
今回、とてつもなく美しい星空、そして幻想的な風景を見られただけでなく、
山の怖さ(自然の怖さ)も垣間見ることができました。
登山素人の僕にとって、とても貴重な体験でした。
『富士山どうだった
』って聞かれると…
『やっぱ富士山は(いろんな意味で)スゴイ![]()
そして(いろんな意味で)デカイ![]()
』