新学年、新学期が始まり、塾生たちは皆それぞれ新しい学校、新しいクラスでいろんな感想を聞かせてくれます。


「周りがみんな頭いい~ヽ(ヽ´Д`)ヤバイヨ~」


「高校のクラブはきつい( >Д<;)ベンキョウトノリョウリツガァ~」


「クラス替え最悪やったぁ~(´Д`lll)」


「○○(教科名)の先生が□□□(想像にお任せします汗)」


etcetc…


なぜかほとんどの場合、『プラスの感想』よりも『マイナスな感想』を聞かせてくれます(;´∀`)ソウイウトシゴロナノカ…


少しその理由を考えてみました。


そもそも人はそれまでいた環境を余程マイナスに捉えていない限り、新しい環境に対してマイナスから入りがちである。(好奇心&社交性がかなり高い人は別として)

多くの人は、今までいた環境に慣れている。

そしてそこに自分の居場所を見つけている。

自分の居場所を得た者にとって『その場所』は当然『プラスの場所』となる。

しかし、もともとは『その場所』もマイナスから入った場所であることが多い。

つまり、今のマイナスに捉えがちな新しい環境も、自分が慣れて、居場所を見つけてしまえば、『プラスの場所』となってゆく。

新しい環境に入っていく不安を、マイナスから入っていくことでプロテクトしていると言える。



また、プラスから入るとマイナスに直面したときにショックを受けるため、という理由もあるだろう。

人との付き合いにおいても同じことが言える。

『いい人そうな人』から優しくされても特に何も感じないが、ちょっとキツイことを言われると冗談でもカチンときがちである。

逆に、一見『怖そうな人』がちょっとキツイ冗談を言っても「アノ人めっちゃおもしろい~ラブラブ」となりやすく、ちょっと優しさを見せると「めっちゃいい人~ラブラブ!」となりやすい。



さらに、期待してる(=浮かれてる)のはカッコ悪くて、ちょっと冷めてるほうがカッコいいという年頃なのかも知れない。

だから敢えてマイナスな話をしているだけかも知れない。

本当は結構新しい環境を楽しんでたりするのかも知れない。

というのも、大学へ進学する年頃になると比較的みんな素直に「めちゃ楽しみ~音譜」と言うが、高校へ進学する年頃の学生たちからは、(楽しみにしてそうに見えても)そういった言葉はあまり聞かない。



それともうひとつ、多少マイナスな話のほうが話として面白い(他人が興味を持ちやすい、あるいは共感しやすい)ことを彼らは知っている。

これは度が過ぎるとさまざまな問題に繋がるため、注意が必要であるが、マスコミでもマイナスな事件は大袈裟に、プラスな出来事は控えめに報道され、ゴシップネタが週刊誌の売り上げとワイドショーの視聴率を支えていることからも否定できない人間の性質なのだろう。



なんだかんだ言いながら、みんながそれぞれに新しい環境の中で自分の居場所を見つけていけたら、それでいい。

そして塾生たちの居場所のひとつとして、『TMゼミ』が存在していれば僕としては最高に嬉しいし、そうありたいと思う。

『塾なんて行きたくない』を『塾に行くのが楽しみ』に変えていきたい。



プラスの話でもマイナスの話でもいい。

話さなくなるのが状況として一番不安だ。

僕は学校の先生ではなく塾の講師であるため、塾生たちの学力を向上させることを仕事としているが、そのためにも塾生たちの言動にはいつも耳を傾け、目を配っていたい。

塾生一人一人に『TMゼミ』でしか見せない表情があるはずだ。

その一人一人の表情と向き合っていくことで、学力の向上に繋げていける学習塾でありたい。



ところで、学生時代は毎年(あるいは2~3年に1度)、否応なしに新しい環境へ移されてきましたが、この歳になると自分から動かないことには公私共に新しい環境に移れません。(サラリーマンの転勤は別として)

僕はここ数年、新しい環境に対する不安よりも、(たとえ居心地がよくても)今の環境に慣れきってしまうことに不安を覚えるようになっています(;´∀`)トシカナー

だからこそ、意識的に毎年(あるいは2~3年に1度)、新しいアクションを起こしていこうと思い、今回の改装計画に至ってます目