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人質事件の場合はどうなるだろ?

「テロリストに身の代金は払わない。交渉にも応じない。」
それがアメリカ政府の立場だった。他国にもその方針を求めていた。
テロリストに身の代金を払うとそれが新たなテロ活動の資金に使われるからだ。という説明だった。
つまり少数者を救おうとすると多数者(その時点での)の危険が増す。

Ⅰ、人質家族ではないその他の国民の立場(多数者B子の立場に相当)で考える場合
①人質となった同朋の救出のために少し危険が増大するのを覚悟する。
②人質となった同朋を見殺しにして自分たちの安全を得る。

Ⅱ、人質家族の立場(少数者A子の立場に相当)で考える場合。
③私達の家族のために全国民が危険の増大と損失を受け入れてくれた。
④私達の家族を見殺しにして残りの国民は危険の増大とお金の損失を免れた。

クーラーの問題で、似非中立者だった試験監督の立場は、例えば大統領だろう。

もちろん大統領に悪気はない。大統領の家庭事情が大統領としての判断に影響を与えるようなことがあってはならないとすれば、大統領家族に特別な配慮や警戒が払われたとしても当然のことである。

この、
中立性を保つための配慮が、
結果として大統領を多数者の側にしてしまう。

大統領は、
自身の家族が人質になっても
「テロリストに身の代金は払わない」
と言えるだろか?

それは考える必要がない。