
話を元に戻します。
このテーマのタイトルは
「馬鹿って何?」
でした。
勉強のことは当然その趣旨に沿った内容です。
バカという言葉は避けてきましたが、逆のことを書けば全部バカの定義になります。
でも
こういう内容を
バカ
の基準にしてしまうと
バカでないためのハードルがかなり高くなってしまい、
誰でもみんなバカになってしまいそうです。
本当は
それでいいのかもしれません。
なぜなら、
「バカ」という言葉の使われ方を考えてみると、
昨日まで自分だってやっていた間違いに今日気付いたら、
今日から同じ間違いをしている他人をみて
「バカ」
と言う。
実態は
そのように見えるからです。
みんなお互いに紙一重です。
自分と同じ欠点を持つ人間を見たとき、仲間だと思いいたわり合うようになるかというと、
人間、必ずしもそんなに優しいとは限りません。
それが周囲から疎まれたり、軽蔑されたりしている場合、慌てて自分だけ欠点を直し、
「俺は違うぞ!」
とわざわざ周囲に見せつけ、大げさに彼をバカにしてみせる場合もよくあります。
バカとは
人ではなく現象のようです。
ともあれ、
バカという言葉を使わずに書いてきた内容を改めてここで整理し直すと、
勉強の構造-1より
・上達するまでの大切なステップである「試行錯誤」を
「失敗」あるいは「素質なし」と勘違いし
途中で諦めてしまう態度
勉強の構造-2より
・「高さ」と「険しさ」、
「暑い」と「温まる」、
「多い」と「増える」、
など
「状態」と「変化」の区別をしない見方。
勉強の構造-3より
・物事にたいする「歴史」的観点や、話の前後関係を、否定したり無視したりする態度
・自分の人生が過去に生きたいろいろな人生の続きであることに気付かない、あるいはそれを否定しようとする態度。
勉強の構造-4より
・=等号が「等しい」という意味であることを知らず、相変わらず計算指令だと勘違いしたままの状態
勉強の構造-5より
・「平衡」で成り立っている2つのものを、
「善玉v.s.悪玉」対立
と勘違いして、片方だけを偏重し、
結果として壊してしまう行為。
勉強の構造-6より
・単なる相関関係を因果関係と勘違いする現象。
・原因と結果を逆にして語っても騙されてくれる人。
・何でも因果関係で考え、そのほかの関係を学ばない態度
勉強の構造-7より
・極端な解釈をすれば何でも否定できてしまうことを、自分の大発見だと思い込み、ワンパターンでそれを何度も使うこと。
さらに遡ります。
・牛に対して
「お前の肉は旨い」
と言ってあげることが
牛を喜ばす褒め言葉だと勘違いすること。
逆に
自分を誉める人間が自分のことを食べようと(利用しようと)していることに気付かないこと。
・成功者の自慢話、および失敗者の社会批判を、真に受けて信じること。
・自分を食べようと(利用しようと)している者の主張を、自分の主張のように勘違いして支援してしまうこと。
・モノや動物を扱うときと同じスタンスで人間自身をみる見方を、「科学的」と勘違いして信じてしまうこと。
などなど