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第11話は
モンゴル国
です。

モンゴル国

前回北京大会で
7競技に28人が出場しました。
金2、銀2、銅0、計4です。

 2つの金メダルはモンゴル国初の金メダルです。初金メダル一度に2つです。

 モンゴル国は1964年東京オリンピックで初参加して以来、これまで銅メダル10(レスリング4、ボクシング2、射撃1、柔道3)、銀メダル5(レスリング4、柔道1)を獲得していましたが、金だけはありませんでした。
 北京大会で悲願の初金メダルゲットです。

ロンドン大会では
伸びている国

「モンゴル国」

を応援しましょう。

↓初めに位置確認
ニャンコのうんちく-モンゴル
 外務省HPによると
 面積は156万4,100平方キロメートルて、日本の約4倍です。地図上でも結構大きく見えますし、実際ここまでとりあげた中で最も面積の大きい国です。
 しかし人口は278万800人で、日本の46分の1。京都府より多く広島県より少ないくらい。日本のひとつくらいです。

 この人口から計算すれば、北京大会でモンゴルは約70万人にひとりがメダルを手にしたことになります(日本は512万人に1人)。Wikipediaを見ると人口当たりメダル数では世界第16位とのことです。

 モンゴルといえば、遊牧と、草原と、ホーミーと、モンゴル相撲と、ゲルと、ラマ教と、チンギスハンとその大帝国と・・・、モンゴル人力士は日本の大相撲にも何人か来て活躍していますから、日本ではよく知られている国だと思います。


 モンゴル人の民族意識は13世紀のモンゴル帝国あたりに求められるのでしょうか。現在のモンゴルとのつながりはともかくとしてモンゴル帝国は史上空前の大帝国でした。中国からヨーロッパにいたる大帝国です。領域の大半は人口の少ない草原地帯のように見えますが、中世の欧州は田舎ですから、西洋最大の都市といえばイスラム世界の首都バグダッドです。 そのバグダッドと東の中国とそれを結ぶシルクロードを全部支配下にしたのですから、そんな大帝国は歴史上モンゴル帝国だけです。 

 現在のモンゴルは、1911年の辛亥革命に際して中国朝の一部から分離した領域が今日に至ったものです。



 そのモンゴル国の北京大会での戦いぶりを見てみると、金2、銀2以外にもメダルまであと一歩の選手が何人います。層の厚い選手団で、決してまぐれの勝利でないことがわかります。


 まずボクシング。4階級に出場したボクシングは金メダル1つ銀メダル1つ(いずれも日本選手が出場していない種目)だけではありません。ライトウェルター級の選手は2勝して準々決勝まで進出しています。残る1人(フェザー級)も初戦突破しています。だから全員が初戦突破です。人口の少なさを考えればこの強さは半端じゃないです。日本は2階級のみの出場で、いずれも初戦敗退です。
 次は柔道。日本ではモンゴル出身の力士が活躍していますが、もう一つの日本国技柔道もモンゴルは強いです。
 日本の主将鈴木桂治を初戦で破って金メダルを獲得した100kg級のほか、81kg級の選手は初戦で敗れたものの敗者復活で三位決定戦を最終戦まで勝ち残っています。73kg級の選手は最後は敗者復活戦で日本の金丸雄介に敗れたものの、本戦では2勝して準々決勝まで勝ち残っています。
 柔道女子も、78kg超級の選手が敗者復活で三位決定戦最終戦まで勝ち残っており、78kg級の選手も敗者復活で2勝しています。
 日本は男子が7階級出場して金2、女子が7階級出場して金2銀1銅2ですが、人口を考えるとモンゴルの強さは半端ではないです。ボクシングと柔道は特に強力です。

 3人出場の射撃女子も日本(福島實智子のみ)より充実しています。銀メダルの他にもう1人は10mエアピストルで8位を獲得しています(日本は福島實智子が38位)。

 ウエイトリフティングは63kg級のみの出場で10位。この階級は日本選手の出場がありませんが、他階級(男子)では11位、9位、10位となっているから同レベルでしょうか。


 このほか、陸上競技、競泳、そしてレスリングは意外と強くありません。

 陸上競技2名(女子400mが50人中47位、男子マラソンが76人中52位)は日本選手に及びません。
 競泳2名は、男子100m平泳ぎが63人中60位(この種目は日本の北島が金メダル)、女子50m自由形が90人中67位です。(日本選手の出場なし。第1話カンボジアの選手、第5話パラオの選手には勝っています)。
 レスリングは、日本が銀1、銅1となった男子で、モンゴルは3階級出場して初戦突破1階級のみ。日本が全階級でメダル獲得(金2、銀1、銅1)した女子では、モンゴルは全員初戦敗退です。
 


モンゴル国の選手、スポーツまた、モンゴル国についてご存知の片はコメントください。記事の間違い訂正も大歓迎です。




[モンゴル国前回北京大会の結果]

@金メダル Naidangiin Tuvshinbayar「ナイダン・ツブシンバヤル」 (柔道男子100kg以下級) 、初戦で日本の鈴木桂治を破っての優勝。決勝戦の相手はカザフスタンのAskhat Zhitkeyev 選手。

@金メダル Enkhbatyn Badar-Uugan「エンクバット・バダルウーガン」(ボクシングバンタム級) 。決勝戦の相手はキューバの Yankiel Leon選手。この種目日本選手の出場なし。


@銀メダル Otryadyn Gundegmaa 「グンデグマ・オトリャド」 (射撃女子25mピストル) 。金メダルは中国のChen Ying選手OR。この種目日本選手は福島實智子(国友銃砲火薬店)予選敗退するもランキング10位。

@銀メダル Purevdorjiin Serdamba 「セルダンバ・プレブドルジ」(ボクシングライトフライ級) 金メダルは中国のZou Shiming選手。この種目日本選手の出場なし。


他に、

陸上競技      2名

ボクシング     4名

柔道男子      5名

柔道女子      5名

射撃女子      3名

競泳        2名

ウエイトリフティング   1名

レスリング男子   3名

レスリング女子   3名