
第7話は、
ソマリア
にゃん。
ソマリアといえば海賊。
海賊の国ソマリア。
パイレーツオブカリビアンじゃないよ。
ソマリアの海賊は現代のリアル海賊じゃー
お騒がせな海賊である。迷惑な海賊である。ムカつく奴らである。しかしあと何百年か経ったら、パイレーツオブソマリアンなんて感じの映画にでもなっているんだろか?
そのソマリアからも北京に2名のオリンピック選手が!
いや誤解しないでくれ
この2人は海賊じゃないから。多分。
なにしろ2人とも陸上選手。海じゃないですからね。
女子200mと、男子5000m。男子5000mのIBRAHIM Abdinasir Said選手の記録は日本の松宮選手(予選ランキング36位)とほぼ同じタイム(約1秒差)で予選ランキング37位です。
金0、銀0、銅0、合計0
詳細はこの記事の最後にまとめておきます。
海賊が出没しているのはこの国が内戦状態で治安管理できる政府がないから。政府があるんだかないんだかよくわからん状態。そんなわけで海賊どもは
「どこの国の法律にも縛られない」
と言わんばかりのやりたい放題!
ネットで
外務省の海外安全情報をみると、
「ソマリアでは、全土を実効的に支配する国際的に承認された政府が存在しない状態が続いています。」
となっている。
当然「行くな!」
って警告が出ている。
それで不思議なのは、
じゃあこの二人の選手はどうやって北京に来たの?ってこと。
ソマリアは、1991年にソマリア民主共和国(バーレ政権)が崩壊した後、無政府状態に陥り、3つほどの勢力が国土を分割支配してそれぞれ政府を名乗っていた。2008年8月に和平合意(ジブチ合意)があったが、その後も和平に反対する勢力の抵抗が続いているとのことである。北京オリンピックの開催中に和平合意があったわけだが選手のエントリーはその前のはず。
調べてみるとソマリアは内戦勃発直後1992年こそ出場していないものの、1996年、2000年、2004年はオリンピックに選手派遣している。ちょとまてよ。
統一政府が無いのにどうやって
選手は出てこれるのだろう?選考会や全国大会はどうしたのだろ?いずれかの政府が参加手続きするのだろうか。それともオリンピックのために各勢力が特別に協力するのだろうか。もしもそのために停戦するならオリンピックは平和のために貢献していることになるのだが・・・。
それが不思議で不思議だから注目なのだが、どなたかご存知の方いらっしゃったら教えてください。
↓位地図
アフリカ大陸の東に突き出た岬のところにあり、よくアフリカの角と説明されるところですね。
ソマリアの面積は日本の1.7倍。ケニア、エチオピア、ジブチと国境を接し東側はインド洋に面する。人口は約900万人(神奈川県くらい)で日本の14分の1程度。2008年現在国連のLDC(後開発途上国)に指定されている最貧国。暫定政府はソマリア共和国を名乗っているが、日本政府は認めていないのでこの記事でもソマリアとしました。ソマリアのオリンピック初出場は1972年ミュンヘン大会で、1984以後は1992年を除き毎回出場し続けています。内戦のことも含め、選手は大変な思いをして出場してきていると想像されます。
ロンドン大会では是非ソマリアの選手を応援しましょう。
ソマリアについて、およびソマリアのスポーツ選手について何かご存知の方はコメントください。記事の間違い指摘も大歓迎です。
[ソマリア選手団北京大会での戦績]
〈陸上競技〉
@女子200mのOMAR Samia Yusuf選手は一次予選第5組で2コースを走り、記録32秒16で第8位。予選ランキング46位/46人中。この種目は日本選手の出場なし。金メダルはジャマイカのVeronica Campbell-Brown 21秒74
@男子5000mのIBRAHIM Abdinasir Said選手は予選第3組、記録14分21秒58で12人中の12位、予選ランキングは37位である。この種目には日本選手が2名出場しいずれも予選敗退。竹澤(予選21位13.49.42)、松宮(予選36位14:20.24)敗退 金メダルはエチオピアのKenenisa Bekele選手でオリンピック記録12分57秒82