
政治的に重たい話が続いたので気分を変えましょう。
第3話は、
アイアイとバオバブの国
マダガスカル
にゃん。
注目の国
「マダガスカル共和国」
を応援しよう!
なぜマダガスカルに注目するかと問われても困りますが、
お猿のアイアイと奇樹バオバブの木の国だからでしょうか。
マダガスカルは自然が有名です。
そうですね、
アイアイとバオバブの島にも
ちゃんと人が住んでいて、
そして国があって
オリンピックにも選手を派遣
しているんですよ。
なんかほのぼのとして
それもまた気になりませんか。
↓まずは位置から

アフリカ大陸の東方のインド洋に浮かぶ島国です。
人口1960万人 日本の7分の1より少し多いくらい。
面積 58.7万平方キロメートル。これは日本の1.6倍近い広さ。
島国とはいえ日本より広い島です。日本の1.6倍といっても日本はいくつもの島が集まっています。比較するなら本州の2.6倍といった方がいいでしょうか。
首都アンタナナリボは標高1800mの内陸部高原にあります。
日本だったら大都市は海岸部にあるから日本と逆です。
島といえば大抵はさんご礁か火山島か造山帯の細長い島弧ですが、このくらいの大きさになるともはや大陸の破片といえます。
マダガスカルはもともとアフリカ大陸の東の端が分裂して離れていった大地であり、世界最小の大陸とみることもできるのです。
アフリカから分裂したマダガスカルはアフリカ大陸とも異なった進化の道をたどり、
その結果、他のどの大陸とも異なる独特の動植物相からなる環境ができました。
たとえばバオバブの木も全世界8種のうちの6種までがマダガスカルの固有種です。
童謡でお馴染みのアイアイはマダガスカルの固有種です。
またマダガスカルはカメレオンの生息地としても世界有数なんだそうです。
ぶっちゃけ、
ヘンな動物やヘンな植物がいっぱいいる
ことで有名な島ってことですニャン!
さて
前回北京大会での戦績をみてみましょう。
マダガスカル共和国は、陸上競技2名、ボクシング1名、柔道1名、競泳2名の計6名が出場し、金0銀0銅0メダル合計0個です。
陸上男子110mハードル Joseph-Berlioz Randriamihaja選手は1次予選敗退ですが、その記録13秒91(予選順位36位/40人中)は、日本の内藤真人(記録13秒96で37位)に勝っています。
競泳では北島康介と同じ種目に出ていますね。
85人中55位の成績を上げた陸上女子100mの選手、90人中60位の成績を上げた競泳女子50mの選手などもまずまずの活躍ではないでしょうか。
詳細はこの記事最後に一覧にします。
マダガスカル共和国は1964年東京オリンピックが初参加の国です。
それ以来毎回参加し続けてます。2006年には冬季大会も出場しています。
別にすごいことではありませんが、マダガスカルもまた国連指定の最貧国(LDC:後開発途上国)ですから選手派遣の費用も大変でしょう。
第二次大戦中日本海軍は一時マダガスカルを占領しています。
日本軍が進出した最も遠い場所になるのではないでしょうか。
このマダガスカル、歴史(もちろん人間の方の)を調べると結構面白いのです。
マダガスカルの最初の住民はボルネオ島からやってきたことが証明されつつあるそうです。
ボルネオ島は現在のマレーシアとインドネシアの島です。
約2000年前にボルネオの住民がカヌーでインド洋を渡りマダガスカルまで到達して住み着いたということです。
スゲー!
じゃあさぞかしカヌーが強かろう!って、それは大昔の話。
けど日本の古代人にも南方系が入っているとの説があるから、同じ島国として似てますね。
その後マダガスカルにはアフリカやアラブ圏からも移民が訪れて混住、混血が進みます。
マダガスカルでは18世紀末、欧米列強に植民地化される以前に統一国家が成立しています(メリナ王国)。
19世紀には国王ラダマ一世が、国民の教育水準を上げてヨーロッパの知識を取り入れなければ欧米列強に植民地化されてしまうとの危機感を持ちます。
奴隷貿易を禁止し、軍隊をイギリス式に近代化させるなどの努力が行われます。
しかし欧米化に反対する次のラナバロナ1世はキリスト教を禁止し、宣教師を追放するなどのヨーロッパ敵視策をとったそうな。
さらに次のラダマ二世では再び欧化政策を進めたが反対派に暗殺されてしまいます。
ここまでの歴史は攘夷派と開国派が争っていた同時期のどこかの国とそっくりじゃないですか。
その後メリナ王国の国力が衰えると、
イギリスが植民地化への野心を抱き始めたためにフランスが先手を打って東部の都市タマタブを占領してしまいます。
メリナ王国はフランスに保護権を認める一方でイギリスに接近して軍隊の強化をはかりますが、
1895年にフランス軍に首都を占拠されついに植民地化されてしまうのです。
首都は占拠され国王はフランス領のレユニオン島に島流しになします。
その後、独立を回復するのは1960年になります。
英仏の利権争いから植民地化を免れた日本の明治維新と紙一重の歴史ですね。しかも島国ですし。
第二次大戦ではインド洋の制海権の確保を争って日本の海軍がマダガスカルまで達しイギリス戦艦を攻撃しています。
マダガスカル共和国およびマダガスカルのスポーツ事情について何かご存知の方はコメントください。
それでは
アイアイとバオバブの木の国、
マダガスカル共和国
のロンドンでの活躍を期待しましょう。
[前回北京大会におけるマダガスカル共和国の戦績]
<陸上競技 2名>@
Nirinaharifidy Ramilijaona選手 陸上女子100m 12.07 1次予選敗退 予選順位55位/85人中。この種目は日本の福島千里が出場し記録11.74で47位 金メダルはジャマイカのShelly-Ann Fraser選手で記録10.78
@Joseph-Berlioz Randriamihaja選手 陸上男子110m ハードル13秒91 1次予選敗退 予選順位36位/40人中。この種目は日本の内藤真人が出場し記録13.96で37位 金メダルはキューバのDayron Robles選手で記録は12.93。
<ボクシング 1名>
ライト級
<柔道 1名> 60 kg級
@Norbert Elie選手 初戦で北朝鮮のKim Kyong Jin選手にL 0000-1000で敗退。この種目は日本の平岡拓晃が出場して初戦敗退。金メダルは韓国のChoi Min-Ho
<競泳 2名>
@Erik Rajohnson選手 男子100m 平泳ぎ 1:08.42 予選順位59位/63人中。この種目は日本の北島康介が58.91の世界記録で金メダル獲得。
@Tojohanitra Andriamanjatoarimanana選手 女子50m 自由形 28.54 5組6位で予選敗退 予選順位60位/90人中。この種目は日本選手の出場なし。金メダルはドイツのBritta Steffen 24.06 オリンピック記録。