焼肉 14
年末、県立図書館に行った折、ぼくは本を借りた
わけだが、そのなかに、高瀬昌弘著、東宝監督群
像という本がある。以前にもブログに書いたが、料
理本をたまさかに借りる、と書いたが、実は、映画
関係の本も、時折借りることもある。
ぼくが子供の頃の、最高の娯楽は映画だった。映
画ほど面白くて、しかも為になるものはなかった。そ
のころの記憶があるので、図書館の映画関係の書
棚は、いつも覗いている。
監督では、小津安二郎が大好きである。小津さん
の本は沢山有るが、ほとんど読んでいる。成瀬巳喜
男も贔屓だ。川島雄三も好む監督である。
高瀬昌弘氏の本は、東宝の監督群像だから、小津
監督は出てこないが、成瀬、川島の両監督は出てくる。
成瀬巳喜男監督は、もともと松竹だったが、テーマな
どが小津に似ていたので、小津は二人もいらないと言
われ東宝へ移籍したのである。一方、川島雄三は、松
竹から日活、そして東宝と移籍した監督である。
映画も本も、時代に阿ると、一時的には人気を得る
ことができるが、長い時間のふるいの中では零れ落
ちてしまう。人間の本質を描ききった作品こそ、永遠
の命を得るものである。