叔母さんのお葬式 340
母の弟の嫁、つまり叔母さんのお葬式が、十月七日
叔母さんの住んでた農協会館で執り行われました。
当日は晴れたり曇ったりの天候で、午前九時までに
会館に入るように言われていましたので、十五分ぐら
い前に入っておりました。
記帳を済ませ、控え室に行くと、叔母さんの遺体が
あり、顔は薄化粧をしていました。
そのうち親戚の皆さんが参集し、係員の指導により
遺体を棺おけに入れホールのほうに運び入れました。
その後、隣の部屋で、精進料理を頂き、再びホール
に入り、それぞれの場所の椅子に親戚一同が座りま
した。
壁や裁断には花飾りや、籠盛利・果物が沢山並んで
いました。それぞれの花輪には、送り主の名が書かれ
ており、もちろん僕の名もありましたが、前列左の一番
目立つところの花輪に記載されてる氏名の氏のところ
に、見慣れない脇田という記載がありましたが名のとこ
ろには叔母さんの一人娘の名が書かれているので、訝
しい感慨に襲われましたが、同時に三十年前のこの家
のおじいさんの葬式を思い起こしました。
そのときの祭壇にも花輪が並べられ、叔母さんの娘、
つまり僕の従妹の名が貼り付けられてい、苗字は今井
に変わってい、従妹は大学で恋愛をし、結婚し、そう名の
っていたのです。
それから十二年後に、おばあさんの葬式の折、花束の
名が、山本に変更していました。
そんなことを思い起こしながら、読経がながれているな
か、ふと従妹のほうを見やると、なんと従妹の右となりに
背の高い青年が座っていました。まるで親子のようでした。