ところてん 301
こんなことがあった。
早朝、ぼくは散歩をしていた。
まだまだ暑く、朝早くから蝉が鳴いていた。
しばらく歩いていると、少年が外灯のしたで
かがんでないかをしていた。
通りすがりに何をしているのだろうと、ふと
見ると、甲虫をつかんでいた。
ぼくも、そんなことがあったことを思い出した。
あのとき一緒に遊んだ幸ちゃんのことが思い
出された。
たしか今、大阪で働いているはずーーー
子供は二人と、おばさんから聞いた。
今年の夏は帰省しなかったが、年末には帰
るはずだ。
帰ってきたら、一緒に高松へ行って、尾方屋の
美味い釜揚げを食べて、その足でキャバクラで遊
ぼうと思っている。ついでにソープにも寄ろうと考
えている。幸ちゃんが帰省するのが待ちどうしい。