独り言    12月24日-2-72-842 | はなのブログ

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野良猫     842
    松風や道の溜りにあめんぼう    森 澄雄
 
明治から敗戦までは、日本はひたすら欧州を手本に、富国強兵に
進んできた。その結果、世界に冠たる軍事国家になった。しかし、経
済はお粗末な限りで、原罪のように輸出できるような商品は少なか
った。
 現在はといえば、いかがなもんであろうか。
 正に、以前とは異なり経済大国である。軍事大国ではない。これは
国民が望まないからであろうか。それもあるかもしれないが、もっと大
きな意向があるように思う。
 それは、かっての日本の軍事大国の記憶である。
 明治維新は、ヨーロッパの金融資本の支援がなければ成功しなか
っただろう。そして、政府主導の富国強兵も、手本はヨーロッパである
し、その協力であった。日清戦争に勝ち、日露戦争にも英米の支援と
協力のもと勝利をおさめるうちに、いつのまにか、日本は軍事大国に
なったしまい、英米の脅威になっていったのである。
 当時、中国は世界中の帝国主義国にとって、最大の植民地であっ
たのに、日本が満州国をつくりあげ、それのみか、中国国内にも攻
め込んでしまうのは、英米としては看過できぬことであろう。英米に
は、日本は、はっきりと敵に見えたであろう。
 現下は、日本は経済大国である。経済大国というのは始終市場を
めぐり、大国どうしが凌ぎをけずっている状態である。利害がぶつか
る場なのである。
 そんな経済戦争をしているなかで、経済大国たる日本が、さらに軍
事大国になるこを望む国があろうか。あるとすれば、憲法九条を変え
て、自衛隊を軍隊にし、どこかの大国が戦争をする場合、日本軍をと
もに戦争に協力さす場合だけであろう。