独り言    11月19日-3-59-737 | はなのブログ

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柿一個     737
    障子貼って月のなき夜のしづかなり   久保田 万太郎
 
プラトンは、人間に関する価値で、いちばん大事なのは思索するこ
とです。つまり哲学をすることです。二番めが兵役です。戦争ですね。
そして三番目が労働です。
 日本の古代においては、平安時代ですね。そのころの上流階級の
最高の価値は、美の追求です。具体的のは和歌ですね。たくみに和
歌が詠める人が尊敬されました。
 戦は、血が流れますから貴族は嫌いました。だから、武装農民たる
武士が戦争をしたのです。この時代は、お金はありましたが、金持ち
は尊敬されませんでした。みなさんご存知の、徒然草の吉田兼好や
方丈記の鴨長明が、なにを生業にしていたのかわかっていません。
当然、印税や原稿料などもらってはいません。かれらは書きたいから
書いたのです。生活の手段ではありません。当時は、労働をすること
尊とばれませんでした。蹴鞠をしたり、和歌を詠うことが最高の所業
でした。
 ことほど左様に、時代により、文化により、人間が織り成すさまざま
な行いは、ときには尊ばれ、ときには蔑まわれます。
 ドイツの社会学者、マックス・ウェイバーは、資本主義の成立には、
富の集積と市場さえあれば可能であるのではない、労働を尊ぶ資本
主義の精神が肝要だと述べています。労働を忌避する社会には資本
主義は成立しません。