独り言    11月14日-2-43-731 | はなのブログ

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柿一個     731
    小室直樹に学ばなそんだっせ! 1
 
ソビエトのかかえている問題は、資本主義をへないでできてしま
った社会主義ーその存在の矛盾に、すべてが帰着する。
 マルクスは、生産手段を所有する階級ーこれが資本家であるー
と、そうでない階級ー労働者階級ーとを考えた。そして、結果的に、
資本家は金持ちになり、労働者は貧乏人になると考えた。
 社会的差別とは、いったい、何における差別のことをいうのであ
ろうか。それにも、じつは多くのものが考えられるのではあるが、
とくに重要なものは、威信と勢力であり、ついで重要なものとして、
安全、社会的居心地のよさ、文化享受などが考えられる。そして、
これらの分配において不平等であれば、その社会は、経済におい
てどれほど平等であっても、やはりそこには社会的不平等と差別
があると考えなければならない。
 このように、経済だけではなく、威信、勢力などにも着目して考え
た場合、これによる人びとの組分けを階層という。さらに、安全、社
会的居心地のよさ、文化享受などにも考えをおしひろめれば、階層
の概念はさらに一般化される。
 威信なき富は、それがいかに大であっても、社会的には無である。
威信とならんで重要な社会的な差別原理は勢力である。これは権力
と訳されることもある。
 富だけを考えた階級よりも、さらに一般に威信、勢力をもあわせ考
えたほうが、社会分析のために有力であることはいうまでもない。さ
らに安全、社会的居心地のよさ、文化享受などもあわせ考えれば、
その社会分析は、よりいっそう有力なものとなる。