西瓜と夏みかん 507
今日は、思いかけず父の妹の叔母さんが来ました。
この叔母さんは、恐るべきお喋りで、人の話を訊くの
が大嫌いと言う性格で、人柄はおひとよしの明るい
人ですが、一時間も話を訊いていると頭痛がしてくる
始末で、覚悟をして対話をしましたが、二十分ほどで
ノックアウトを喰らいましたが、何とか会話は両親に
まかせて、ぼくはもっぱら食事のもてなしの役割にい
そしみました。
お昼は食べてきたようなので、しばらくはお茶とお
菓子をすすめて、時間をおいて、まず暑いので、暑
気払いにところてんをつくり、テーブルに運びました。
おいしい、おいしいとぺろりと食べてくれましたが、
つぎに何をたべてもらえばいいのかと、本人に聞くと
食べるものは何でも頂くというので、ざるそばなどは
どうかと尋ねると、いただくは、との返事で、さっそく
徳島名物、橋本のおそばにすることにして、まずお
汁を作って、冷水に漬けて冷やすことにした。麺を
茹でるのは、食べる直前でいいので、それまではい
つものように車の中で読書と午睡を堪能することに
し、扇風機を車の横に置き車内に風を送れば、なん
とか暑さを凌げるようだ。それでも生暖かい風だが、
叔母さんのお喋りに付き合うよりは我慢ができた。
長くなるので、このへんで終わるが、勿論、叔母さ
んは、うまいうまい、と言って橋本のざるそばを召し
上がって、帰途に着いたのは申し上げるまでもない、
ことである。今だ頭ががんがんしている。