独り言    6月17日-1-26-465 | はなのブログ

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             星座と檸檬    465 
 
         もう初夏といってもいいのではないか。誰も決めぬ
        なら、ぼくが初夏と断定する。初夏だ。
        ぼくが知悉している夏は、郷里の徳島と東京、さして
        大阪である。東京の始めての夏は恐ろしく暑かった。
        夏休みは帰郷せずに、新宿の伊勢丹の倉庫でお中
        元の品の包装と配送のアルバイトをした。なにも分か
        らぬままに油の担当になったが、夏だと言うのに油の
        配送がかなりあって忙しい思いをした。仕事で疲れた
        ので帰りに友人と、新宿で天丼の美味い店があった
        ので、食べて帰ろうとしたとき、互いに相手が奢ってく   
        れると早合点をして、二人ともお金がなかったのに気
        がつきあわてた。
         部屋に帰っても、ふとんが暑くてふうふういいながら、
        それでも疲れていたので、汗をかきつつ眠った。
         大阪の夏も暑かった。むろん涼しい夏なんてありはし
        ない。夏はずうっと暑いと決まっている。大阪夏の陣も
        暑かっただろう。鎧を着ての夏とは酷いものであったろ
        う。戦争どころではなかったであろう。
         そのてん、わがふるさとの夏は快適そのもので、周り
        が田んぼと言うばかりでもなく、エアコン、冷蔵庫なども
        あるし、パンツで太い、いや失礼、大の字になって寝て
        いても誰憚ることもない。蝉の鳴き声が眠りを誘う。