星座と檸檬 440
経済が順調に成長していれば、政治も安定する
が、経済がだめになると政治も混乱する。
戦後の、日本の経済と政治を振り返れば、さなが
ら、その見本のようなものである。
しかるがゆえに、政治が政治のままで秩序をたも
ち続けるのはありえない。経済の好調があって、し
かるのちに政治の安定がなされるのである。
したがって、現下の民主党執行部のとなえる、社
会保障と税の一体改革のスローガンのもと、消費
税の増税は順序が逆ではあるまいか。
まずなさねばならぬのは、景気対策である。これ
こそが政府の優先課題である。景気が浮上すれば
国民もそれを好感し、政府の支持もまし、おのずか
ら政治も安定してくる。
これだけ景気が悪いのに、消費税を上げるとは
笑止千万なことで、火事なのにガソリンをぶっかけ
るようなもので、ますます景気が悪くなるのは自明
のことである。こんなことが理解できぬのであろうか。
察するところ、財務省の官僚にまるめこまれたか、
あるいは、官僚の覚えめでたく、ご機嫌をとっている
としか考えられない。
いやはや政権交代がこんなことになろうとは、国民
もとんだ災難である。